あの人気はどこへ?韓国でマッコリの消費量が減少、輸出量もガタ落ち=韓国ネット「もっと頭を使うべき」「悪いニュースではない」

Record China    2017年10月5日(木) 8時20分

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4日、韓国メディアによると、一時は大人気を博していた韓国の伝統酒マッコリの消費量が減少していることが分かった。写真はマッコリ。

2017年10月4日、韓国・毎日経済によると、一時は大人気を博していた韓国の伝統酒マッコリの消費量が減少していることが分かった。

韓国統計庁によると、今年第2四半期(4〜6月)のマッコリの韓国内での消費量は8万8000キロリットルで、前年同期より3.1%減少した。2014年第2四半期から3年連続でのマイナス成長となった。マッコリの消費量は2008年第4四半期(10〜12月)から毎四半期2桁の増加率を記録していた。2009年第4四半期には94.6%増とほぼ2倍の成長を見せ、2010年第1四半期(1〜3月)には前年同期比139.3%増を記録した。しかし、2012年第1四半期(11.8%)を最後に成長の勢いは衰え、ほぼ毎四半期マイナス成長が続いている。2015年第3四半期にはマイナス7.7%まで減少幅が拡大した。

さらに、マッコリの人気は輸出においても下降している。今年第2四半期のマッコリの輸出量は2000キロリットルで、前年同期より17.5%減少した。マッコリの輸出量は2012年第1四半期(マイナス18.7%)から5年以上も減少が続いている。2010年代に前年比2〜3倍ずつ増加していたことと比べると対照的だ。今年第2四半期のマッコリの輸出量は最も好調だった2011年第2四半期(1万1000キロリットル)の5分の1に過ぎない。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「世界にはおいしい酒がたくさんある。韓国の食べ物や酒が世界的に成功することはないだろうな」「私もマッコリが苦手。飲むと頭痛がする」「最近のマッコリは甘過ぎてすぐに飽きてしまう」などと納得する声が寄せられている。

中には「庶民はお金がない。それなのにちょっと売れるとすぐに価格を上げる。もう少し頭を使って商売するべき」と指摘する声や、「他の酒に比べて二日酔いになりやすい。その上、多様な輸入ビールの登場、一人酒ブームなどでマッコリの需要減少は今後も続くだろう」と主張する声も。

一方「昼に外で飲むマッコリは最高だよ。ビールより早く酔えるし」「おいしいのに。乳酸菌のためか、飲むと胃の調子も良い」と反論する声や、「メーカーごとに味が違うが、もう少し甘さを抑えたら売れると思う」と提案する声もみられた。

その他「マッコリに輸入の米を使用できなくしてほしい。米が余っていると騒いでいるのに、なぜ輸入米で伝統酒をつくるのか…」「国民の健康のことを考えると、酒の消費量が減ったというのは悪いニュースではないね」との意見もあった。(翻訳・編集/堂本

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