<中国人観光客が見た日本>日本の高齢者は中国人にとっても模範だ

Record China    2017年10月15日(日) 5時20分

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10日、日本に1週間滞在した中国人観光客が、「高齢化が深刻だと聞いていた」日本について、実際に観察したことや自身の思いをつづっている。

2017年10月10日、日本に1週間滞在した中国人観光客が、「高齢化が深刻だと聞いていた」日本について、実際に観察したことや自身の思いをつづっている。

日本の総務省が9月17日に発表した人口推計の報告書によると、日本では90歳以上の高齢者が2016年よりも14万人増えて206万人に達し、初めて200万人の大台に乗った。また、仕事に就いている65歳以上の高齢者は過去最多の770万人を記録したという。全就業者に占める割合は11.9%となり、高齢者が社会で一定の役割を果たしていることが分かる。

社会基盤の多くを高齢者が支えている。タクシードライバー、スーパーやコンビニの店員、旅行業界、工事現場の作業員、バス乗り場の案内係、ガードマンなど、さまざまな仕事に就いている。その仕事ぶりは総じてレベルが高く、一人一人が懸命に働くという点に日本の文化が垣間見える。日本の高齢者が必死に働いているのは、65歳以上の人口が20%を超える超高齢国で、若い世代の労働力が不足していることが背景にあるが、それ以上に彼らの生き方や帰属意識、孤独への恐怖感などと関係していると感じる。

しばらく前、川崎広人さんという日本人を中国のメディアがしきりに報道していた。当時70歳近い年齢にもかかわらず妻の反対を押し切って中国に渡り、河南省の農村で循環型農業を指導する事業を始めたという。多くのメディアがその功績をたたえていたが、私はそうした報道を見て、日本社会が高齢化する中、川崎さんの選択は、中国のためというよりも、一人の高齢者が自らの幸福を追求することにあるのではないかと感じるようになった。

日本社会の前線に立つこうした高齢者たちの気持ちや働き方、国への熱い思いは、日本の若い世代だけでなく、私たち中国人にとっても模範になるはずだ。(翻訳・編集/岡田)

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