<四川大地震>124時間ぶりに女性救出―中国

Record China    2008年5月18日(日) 19時3分

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18日、四川大地震の発生から5日目となる17日夕、31歳の女性が124時間ぶりにがれきの下から救出された。

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2008年5月18日、四川大地震の発生から5日目となる17日午後6時30分(現地時間)、四川省什●市(じゅうほう=●は「方」の右におおざと)で31歳の女性が124時間ぶりに救出された。同日付で「長江日報」のニュースサイト「漢ネット」が伝えた。

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「まだ人がいる」。16日午後10時、助け出された一人が、がれきの下にもう一人いることを伝えた。2人は、救助が来るまで互いに声を掛け合い、励まし合っていたという。

「なんとか大丈夫」。駆け付けた消防隊が呼び掛けたところ、がれきの下からかすかに反応があった。5階建ての建物の1階から3階までが倒壊、女性は最下層で生き埋めとなっていた。隊員らは機材の到着を待つ間、手作業でがれきを取り除きながら、1時間ごとに女性に声を掛け続けた。

掘削機を使った救助活動が始まったのは17日の朝。しかし、女性まであと1mのところでコンクリートの横梁にぶつかった。

「みんなが付いているから頑張れ!」。現場には女性の夫も駆け付け、大きな声で励まし続けていた。午後2時20分、横梁の上に直径25cmの小さな穴が掘られ、女性に飲み物が渡された。そして、午後6時30分、横梁に穴が開けられ女性は助け出された。

市内の病院に搬送されたものの、女性の健康状態に異常はなかったという。「よく頑張ったね。お母さん大好き!」。9歳の娘がそう言うと、それまで泣かなかった女性の目には涙が溢れていた。(翻訳・編集/SN)

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