<四川大地震>初となる国際救助隊受け入れ=先進技術に期待高まる―中国

Record China    2008年5月17日(土) 14時58分

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16日、新華社は日本、ロシア、韓国、シンガポールの救助隊が四川省に入り、救助活動に着手したことを報じた。四川大地震は中国にとって初めてとなる国際救助隊受け入れとなった。写真は北京空港到着時の日本の救助隊。

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2008年5月16日、新華社は日本、ロシア、韓国、シンガポールの救助隊が四川省に入り、救助活動に着手したことを報じた。四川大地震は中国にとって初めてとなる国際救助隊受け入れとなった。

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文化大革命のさなかに起きた1976年の唐山大地震では、海外に中国の実情が漏れることを恐れてか国際救助隊を受け入れなかった。それどころか負のイメージを嫌い被害状況は報道されなかった。死者数が公表されたのも3年後と遅く、公式発表の24万超という数字も過少申告との疑いがもたれている。今回の四川大地震では中国の姿勢は一変、中国中央電視台(CCTV)は24時間体制で報道を続けるなど情報公開を重視し、救助隊を受け入れるなど国際協調の姿勢も示している。

16日早朝、国際救助隊としてはもっとも早く到着した日本隊は青川県に到着、生存者の吐く二酸化炭素で居場所を特定する探査装置「ライフエクスプローラ3」など先進装備を駆使して救助作業を進めている。日本隊に続き、ロシア、韓国、シンガポールの救助隊も続々と被災地に到着した。

一方、タイムリミットとされる地震発生から72時間を超えてからの救助隊到着に、一部から政府の対応が遅かったとの疑問の声が上がっている。これに対し新華社は「地震発生初期は先進技術よりも人出が必要だったため、国際救助隊受け入れは正しい順序で行われた」との専門家のコメントを掲載している。(翻訳・編集/KT)

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