<四川大地震>異臭漂う市内、「マスクだけが頼り」の感染症予防―都江堰市

Record China    2008年5月17日(土) 0時31分

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16日、天候の回復とともに気温が上昇した都江堰市では、15日から鼻をつく異臭が市内に充満。救助隊員や警察官、医師や看護師ら作業する者は全員マスク着用が義務付けられた。写真は15日に同市で行われた消毒殺菌。

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2008年5月16日、四川省大地震の被災地である都江堰市では15日朝から天候が回復。気温の上昇にともない、鼻をつく異臭が市内に充満した。広東省広州市「信息時報」が現地をレポート。

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市内の病院や建物の崩壊現場に近づくと、猛烈な悪臭が鼻を襲う。現場で作業する武装警察や交通整理員、救護班の医師や看護師はマスクの着用が義務付けられており、作業交代時にはうがいを欠かさず、顔や腕など外気に触れていた身体の露出部分の消毒を徹底しなければならないという。腐乱死体に長時間接する彼らは、病原菌感染のリスクが高くなるためだ。

悪化する一方の衛生状態から、感染症発生への不安が被災者の間にも広がっており、マスク着用者は時間を追うごとに増加。子供たちの多くが虫に刺された手足を腫れ上がらせており、飲料水不足から脱水症状を起こしている子も。治療に当たっている医師たちは「清潔な水と医薬品が今すぐ必要だ」と訴えている。(翻訳・編集/本郷)

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