宗教上の慈悲行為も…生きたロブスターなど海に返した中国系男女に罰金刑―英国

Record China    2017年9月25日(月) 9時50分

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23日、英国で生きたロブスターなど数百匹を海に放した中国系の男女がこのほど、環境に「甚だしい損害」を引き起こすとして、計1万5000英ポンド(約226万円)の罰金を科された。資料写真。

2017年9月23日、中国メディアの環球網によると、英国で生きたロブスターなど数百匹を海に放した中国系の男女が、環境に「甚だしい損害」を引き起こすとして、計1万5000英ポンド(約226万円)の罰金を科された。

英メディアによると、ロンドン在住の中国系の男(30)と女(33)は15年、英南東部ブライトンの海岸から、生きたアメリカンロブスター316匹とアメリカイチョウガニ350匹を海に放した。英国の海域に生息していない生き物は、他の海洋生物を脅かす可能性があるため、海洋管理庁はこれらの捕獲に、何千万もの出費を余儀なくされた。これまでに323匹が捕獲されたが、ロブスターの多くが「生きている卵」を持っていたことが判明したという。

2人はそれぞれ500ポンドと5300ポンドの罰金を科されたほか、海洋管理庁に9000ポンドを補償するよう命じられた。

2人は仏教徒で、慈悲の心に基づき入手した動物を解き放す「放生(ほうじょう)」と呼ばれる行為だったという。(翻訳・編集/柳川)

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