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人民日報社は2016年7月26日と27日の両日、2016「一帯一路」(the Belt and Road)メディア協力フォーラムを開催し、101カ国から212社の海外主流メディアの責任者が参加した。フ
人民日報社は2016年7月26日と27日の両日、2016「一帯一路」(the Belt and Road)メディア協力フォーラムを開催し、101カ国から212社の海外主流メディアの責任者が参加した。フォーラムは3年連続開催されており、中国メディアが開催する、参加国・参加メディアが最多で、最も大きな代表性と影響力を備えた最大規模のグローバルメディアサミットとなった。人民日報が伝えた。
1 協力ネットワーク
資源を共有し、多言語グローバルメディア協力ネットワークを構築
人民日報社は、フォーラムの公式サイトをベースとして、多言語「一帯一路」グローバルメディア協力ネットワークを構築し、英語・フランス語・アラビア語・ロシア語・スペイン語など各国語版を次々と開通し、過去の会議で蓄積されたメディア共同資源を共有する。人民日報社はこれまでに、23カ国33社の主流メディアとの間で「相互協力合意覚書」を取り交わし、国際主流メディア資源協力ネットワークの構築に努めている。
2 新連盟
協力によるウィンウィン 国際新メディア連盟を正式に発足
人民日報社人民網、南アフリカのタイムズ・メディア・グループ、韓国中央日報、ブラジルのレッド・ネット、ロシアのフリーメディア(電子版)など、世界のメディアグループ16社が「一帯一路」国際メディア連盟を設立し、各国メディア間の情報共有と資源共有システムを構築することを決定し、メンバー各社の地域・国際的影響力を向上させる。
3 クラウド・プラットフォーム
相互翻訳でニュース報道サービスのクラウド・プラットフォームを構築
人民日報社は、自社の翻訳資源と技術力を整合し、「一帯一路」ニュース報道多言語サービス・クラウド・プラットフォームを構築し、全メディアへの情報伝達を実現させ、報道情報の深いレベルでの共有とニュース製品のリアルタイム交換を実現させる。
2016年7月1日の時点で、プラットフォーム上に約100万字の原稿が寄せられた。プラットフォームは、今後5年以内に、英語・日本語・韓国語・ロシア語・フランス語・スペイン語6カ国語の寄稿能力を確立・整備し、海外原稿センターチーム、クラウド・翻訳プラットフォーム、「中国視点」英語版サイト、ニュース翻訳用語研究サービスプラットフォーム、人民日報海外原稿データバンク・海外原稿センター基地の五大プロジェクトを構築する方針。
4 事務局
常設機関としてのメディア協力フォーラム事務局を設立
「一帯一路」メディア協力フォーラムは、フォーラムの常設機関として、フォーラム事務局を設立すると宣言した。事務局は、二国間・多国間メディア協力をめぐる各種活動の実務に携わる。事務局は人民日報社内に設けられ、各メンバー企業の常態化・構造化・深いレベルでの交流・協力の強化を積極的に推し進める。
5シルクロードを行く
深いレベルでの連携、多国籍共同取材活動を開始
人民日報社は、数年前からずっと、「一帯一路」沿線国の主流メディアとの協力取材に力を入れている。今年6月、中露両国元首が見守るなか、人民日報社は2016年中露主流メディア国境都市共同取材活動をスタートさせた。また、人民日報社は2014年、「シルクロード共有」大型多国籍取材活動をスタートさせ、10カ国13社のメディアと現地で共同取材を行った。
6 文献編纂
「シルクロード華章」文献編纂を世界規模で推進
人民日報社は、「シルクロード華章−『一帯一路』伝播・建設成果報告」を近く発表する。報告は、「戦略配置」、「世界外交」、「伝播マトリクス」、「共有・共同建設」の4部で構成され、習近平国家主席による一連の講話や訪問の足跡から、人民日報の一連の報道、歴代フォーラムまで、さらには政府・企業による重大建設プロジェクトまで、「一帯一路」メディア伝播や民間・政府の協力に対して、重要な参考情報・実例を提供する。
同書は2016年に中国語と英語の2カ国語で出版され、2017年には、中国語・英語・フランス語・ロシア語・スペイン語・アラビア語の6カ国語版で翻訳出版される。同書は、「一帯一路」沿線国における宣伝・普及を目的としており、全世界の主要メディアにも贈られる。(編集KM)