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15日、地震情報を故意に隠蔽しているのではないかという声がネット上で広まっている。これに対し、関係当局の責任者が「これまで情報を隠蔽したことはない」と強調した。写真は四川省綿竹市の被災地。
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2008年5月15日、新華網によれば、「政府地震部門が地震情報を故意に隠蔽しているのではないか」という見方がネット上で広まっている。これに対し、四川省地震局とアバ・チベット族チャン族自治州防震減災局の責任者が15日、「これまで地震情報を隠蔽したことはない」と記者の取材に答えた。
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四川省地震局が5月9日、”四川省防震減災情報ネット”に掲載した記事によれば、5月3日夜8時、州政府の防震減災局が「馬爾康県の馬塘村で大地震が起こるという噂は本当なのか」という市民からの問い合わせの電話を多数受けたという。州防震減災局の調査により、この噂は真実ではないとして、その公告が情報ネットに掲載された。
ところが、しばらくして今回の四川大地震が発生したことで、「地震情報を隠蔽したのでは」という疑問の声が上がった。
州防震減災局の関係者によれば、この噂の出所は、5月3日馬爾康県でのある防災会議だった。会議の内容が伝達される間に、方言が原因で、雨季の「地質災害」が「地震災害」と誤って伝えられてしまったのだという。馬爾康県の馬塘村は今回地震が発生した[シ文]川県とは250kmも離れており、数件の家屋に被害が出ただけで影響は少なかった。
四川省地震局の責任者は、地震の予報は現段階では精度が低く、「どこどこで間もなく地震が発生する」といった予報は不可能だとし、そうしたデマや噂に惑わされないように注意を促し、四川省防震減災情報ネットに掲載される情報は確かなものだと強調した。(翻訳・編集/岡田)
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