韓国最大のホテル、オープン前から悲観=「中国人が来ないとやっていけない」―中国メディア

Record China    2017年9月22日(金) 9時20分

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20日、中国メディアの海外網は「韓国最大のホテル、オープン前から悲観:中国人が来ないとやっていけない」と題する記事を掲載した。写真はソウル。

2017年9月20日、中国メディアの海外網は「韓国最大のホテル、オープン前から悲観:中国人が来ないとやっていけない」と題する記事を掲載した。

19日付の韓国・亜洲経済によると、米韓が高高度防衛ミサイル(THAAD)配備決定を発表した後、韓国を訪れる中国人観光客が急減し、韓国のホテル業界は危機に直面している。来月1日に韓国最大級の客室数を誇る「ソウルドラゴンシティホテル」までオープンすると、供給過剰がさらに深刻化することが懸念されている。

ソウル市に登録されているホテルの数は、今年第2四半期基準で373軒、部屋数は4万9566室ある。「観光宿泊施設拡充のための特別法」施行前の2011年のホテル数148軒、部屋数2万5160室に比べて爆発的に増加している。

この法律は、当時の李明博(イ・ミョンバク)政府が、中国人観光客が急増する中、現有の宿泊施設では足りないとして2012年7月に導入した。ホテル許可基準が大幅に緩和され、建設ラッシュを迎えた。

だがTHAAD配備をめぐる対立で、今年1〜7月に韓国を訪れた中国人観光客は前年同期に比べ46.5%も急減し、ホテル業界では供給過剰が深刻化している。

2020年までにソウル市内のホテルの客室数は10年前に比べて3倍以上に増える見込みだ。今後3年間にソウル市内に竣工予定のホテル数は176軒、部屋数は約2万6000室もある。新たに建設されるホテルのほとんどが、ホテルが密集する地域に集中しているため、競争が激化することは必至とみられる。

ある業界関係者は「中国人観光客の減少でホテル業界が低迷する中、さらに新しいホテルが増加することは、傷口に塩を塗るようなものだ」と懸念を示しているという。(翻訳・編集/柳川)

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