香港の複数の団体、「九一八事変」記念活動を開催

人民網日本語版    2017年9月19日(火) 18時20分

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香港地区の複数の団体が18日、デモ、集会、請願書の公開などの方法で、「九一八事変(日本語名:柳条湖事件)」86周年を記念する活動を繰り広げた。

香港地区の複数の団体が18日、デモ、集会、請願書の公開などの方法で、「九一八事変(日本語名:柳条湖事件)」86周年を記念する活動を繰り広げ、「歴史を忘れないように」と市民に警鐘を鳴らした。同時に、日本政府に対して、歴史を正面から見据え、侵略戦争行為について謝罪するよう要求した。新華社が報じた。

同日早朝、孫中山文化芸術協会や中日平和教育協会などの香港地区に拠点を置く多くの団体が、「九一八事変」の記念活動を行った。彼らは、「国辱を忘れるなかれ」、「日本の憲法改正・軍国主義復活に断固反対」、「日本は謝罪し損害賠償に応じるべき」などと書かれた横断幕やプラカードを掲げ、中環(セントラル)にある平和記念碑の前で献花式を行い、「九一八事変」および抗日戦争の全被害者に対する哀悼の意を捧げた。

中日平和教育協会の呉兆華会長は、「本日の活動には2つの目的がある。まず、『九一八』という国辱と国の仇を決して忘れることのないよう市民に気づいて欲しいこと。次に、日本政府が第二次世界大戦中に犯した犯罪について陳謝し、損害賠償に応じてもらうようにすることだ」と話した。

同日午前、香港工会聯合会(工聯会)のメンバー十数人がデモ行進を開始し、在香港日本総領事館の門外で集会を開いた。彼らは五星紅旗を高く掲げ、「九一八を忘れるな。日本政府は史実を正視せよ」と書かれた横断幕を手に持ち、デモ行進中には、「軍国主義はまるで狼」、「歴史を正視して責任逃れをするな」などのシュプレヒコールを口々に上げ、日本に史実を認めるよう迫った。

工聯会社会事務委員会主任を務める立法会の郭偉強・議員は、「日本の安倍晋三首相は数年前から、周辺地域の情勢が緊張していることを口実に、日本国憲法第九条の改正を推し進めている。これは、日本が敗戦国であるという史実を完全に無視し、自衛隊に正式な軍隊としての地位を与えようとする企みであると同時に、軍備拡張を積極的に推し進め、アジア太平洋地域の平和と安定に大きな脅威を及ぼし、第二次世界大戦中に日本軍に侵略された国や国民の傷口を再び広げるような行為である」と話した。

このほか、釣魚島(日本語名:尖閣諸島)の領有権を主張する団体「香港保釣行動委員会」は、在香港日本総領事館に安倍晋三首相当ての請願状を渡した。この請願状には、「『九一八事変』の勃発以降、日本は戦争中に、中国ならびに東南アジア各国の国民に言葉には言い尽くせないほどの痛みをもたらした。日本政府が人類と平和を破壊する軍国主義への道を放棄し、中国領土に対する野心を放棄し、中国ならびに東南アジア地域で被害に遭った人々に心からの謝罪と償いを行うよう求める」としたためられていた。(編集KM)

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