北朝鮮の挑発に対抗の韓国軍、弾道ミサイル2発発射も1発は数秒で落下=韓国ネットにも落胆の色

Record China    2017年9月16日(土) 17時20分

拡大

15日、韓国・ニュース1によると、15日早朝の北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応して、韓国軍が6分後に韓国製地対地ミサイル「玄武2A」2発を発射したが、この中の1発が数秒で日本海に落下した。資料写真。

2017年9月15日、15日早朝の北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応して、韓国軍が6分後に韓国製地対地ミサイル「玄武2A」2発を発射したが、この中の1発が数秒で日本海に落下し、有事の際に北朝鮮のミサイル発射の兆候を捕捉して攻撃するキルチェーンの核心戦力に異常があるではないかという懸念が出ている。韓国・ニュース1が伝えた。

軍当局は、北朝鮮が15日午前6時57分頃、ミサイルを発射してから6分後の午前7時03分、東海岸から平壌(ピョンヤン)の順安(スナン)飛行場への攻撃を想定して玄武2Aミサイル2発を発射したと説明した。

現在陸軍は、玄武2A(射程距離300キロ)と玄武2B(同500キロ)の弾道ミサイル、巡航ミサイル玄武3A(同500キロ)、玄武3B(同1000キロ)、玄武3C(1500キロ )を運用している。

米韓大統領間の協議で、ミサイル弾頭重量の上限が撤廃されたことを受け、軍当局は最近、玄武系ミサイルの弾頭重量を最大2トンまで増やし、同時にミサイルの推力も増加させる方針を定め、防衛事業庁と関連業界が共同研究に着手したと伝えられている。

韓国軍は、これら対策によって、北朝鮮の核ミサイルによる挑発に対し、直ちに報復に出る韓国軍のKMPR(大量報復報復)や、挑発の兆候を事前に捕捉して打撃するキルチェーン計画が一層強化されるとみていた。

記事は、「15日の玄武射撃訓練で、2発中の1発が失敗した事で、保有する玄武ミサイルの信頼性の問題が台頭と思われる」と指摘。軍当局は「(失敗の)原因について関係機関合同で分析に入った」と説明した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは3000を超えるコメントが寄せられており、この問題への関心の高さがうかがえる。コメント欄には「メーカーに問い合わせすれば?」「不良品だな」「これでキルチェーンか」と落胆する声や、「北朝鮮にミサイルの造り方を聞いてこい」「金正恩(キム・ジョンウン)の嘲笑が聞こえてきそうだ」など、皮肉も交えて批判的な声が多く並んだ。

また、「防衛不正が横行しているから、こんなことになる」「多くの国防費が、誰かのポケットに入った結果だ」など、後を絶たない不正問題に言及する意見もみられた。その他に、「このような問題は、内部的に早急に解決すべき。敵に軍事情報を公開すべきではない」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携