<手足口病>五輪控えた首都で死者が発生=感染さらに拡大へ―中国

Record China    2008年5月15日(木) 11時51分

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13日、北京市衛生局は同市で今年初となる手足口病の死者が出たと発表。また河北省籍の患者1人も北京市の病院で死亡している。写真は北京市の病院で手足口病の治療を受ける子ども。

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2008年5月13日、北京市衛生局は同市で今年初となる手足口病の死者が出たことを発表した。また河北省籍の患者1人も北京市の病院で死亡している。今年5月12日までに3606人の感染が確認されている。新京報が伝えた。

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現在、北京市では手足口病が広がりつつあり、地区別の感染者数を見ると朝陽区、豊台区、昌平区が上位3位を占める。累計の入院患者数は70人。北京市籍の患者が55人、市外の戸籍を持つ患者が15人となっている。うち2人が死亡、36人が退院した。現在の入院患者数は32人、うち8人が重症と診断された。当初はコクサッキーウイルスによる感染が主流だったが、次第に他地域と同じくエンテロウイルス(EV71)の感染へと流行はシフトしつつある。

安徽省、広東省など各地で死者を出している手足口病だが、ついに五輪を3か月後に控えた北京市でも死亡者が発生した。今後、多発期である6、7月を迎えることから感染者数はさらに拡大すると見られる。旅行者、北京滞在者は子どもを人が多い場所へ連れて行かない、手洗いや衣服の洗濯をこまめにすること、室内の換気の徹底などに注意する必要がある。(翻訳・編集/KT)

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