新型iPhoneは中国人の月給に相当、中国人は本当に買えないのか?―中国メディア

Record China    2017年9月14日(木) 13時10分

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13日、和訊は、米アップルが発表した新しいiPhoneの価格が、中国人の月給に相当する金額であると伝えた。写真は南京のアップルストア。

2017年9月13日、和訊は、米アップルが発表した新しいiPhoneの価格が、中国人の月給に相当する金額であると伝えた。

記事は、同社が12日に発表したiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xの価格について、最も安い「8」の64GB版でも5888元(約9万9700円)、最も高額な「X」の256GB版に至っては9688元(約16万4000円)と1万元の大台に切迫する金額になっており、世間からは「高過ぎる」との声が出たと紹介した。

そのうえで「では、新しいiPhoneは実際どれだけ高いのか、どれだけ働けば買えるのか」とし、国家統計局の賃金データを示した。2015年の都市部労働者の平均賃金を見ると、トップだった北京市が1カ月当たり9282元(約15万7000円)、2位の上海市が9097元(約15万4000円)となっている。16年のデータは未発表だが、前年比7.0%増という同局の発表から計算すると、この2都市では1カ月分の賃金で最も高い「X」の256GB版を購入することができるようだ。

記事はまた、歴代のiPhoneの発売価格も比較している。中国本土で初めて発売されたのは09年の「3G」で、最低スペック版が4999元(約8万4700円)だった。「3G」から「8」までの8年間で価格は17.7%の上昇となり、特別版といえる「X」を除けばその上昇幅は非常に小さいという。

一方、中国人の収入はこれをはるかに上回るペースで増加。全国都市部における非私営法人の平均年間賃金は09年の3万2736元(約55万4000円)から16年には6万7569元(約114万4000円)と106.40%増え、私営法人も1万8199元(約30万8000円)から4万2833元(約72万5000円)と135.35%の増加を見せた。

記事は、確かにiPhoneの価格があまり変わらないのに対して中国人の収入は大きく増加してきたものの、全国的な平均収入から見るとやはりiPhoneは「高価なもの」であり、コストパフォーマンスの高い国産スマホとの競争になるとの結論を下している。(翻訳・編集/川尻

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