中国、ホワイトカラーの8割以上「旅行中に仕事する」―中国メディア

人民網日本語版    2017年9月14日(木) 20時10分

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現在、中国のほとんどのホワイトカラーが休暇に旅行に出かけている。資料写真。

現在、中国のほとんどのホワイトカラーが休暇に旅行に出かけている。旅行サイト「Mafengwo旅行網」がこのほど世界最大級のビジネスSNS「LinkedIn(中国)」と共同で発表した「中国のホワイトカラーの旅行スタイル研究報告2017」によると、中国のホワイトカラーの8割以上が旅行中に仕事をしている。人民網が伝えた。

ビジネスサービス従事者の旅行回数が最多 金融業界は最少

業界別に見ると、金融業界が最も忙しく、従事者の38%が昨年有給休暇を使いきれなかったと答えた。ほとんどのホワイトカラーは、教育業界、メディア業界、娯楽業界が最も休みが多く、旅行に行ける頻度が多いと見ている。しかし、統計によると、1年当たりで旅行に行く回数が最も多いのは、コンサルティング、法律関係、検査、認証、ブローカーなどのビジネスサービスに従事しているホワイトカラーで、1年当たり平均3.8回となっている。一方、教育や育成などの業界に従事しているホワイトカラーは、1度の休暇が長く、1回当たりの旅行期間が長いこともあり、1年当たり平均2.9回となっている。ポスト別に見ると、商品開発・プロジェクト開発・プロジェクトマネジメント、ヒューマンリソース、財務などに従事しているホワイトカラーが最も多く有給休暇を使い切っており、その割合はそれぞれ38.2%、37.7%、35.4%となっている。有給休暇を使い切っていないホワイトカラーの割合を都市別に見ると、上海が最高で37%。北京は28%、広州は29%だった。

ホワイトカラー88%「旅行中も仕事」 旅行より多い出張

報告によると、完全にリラックスして旅行を楽しめるように、旅行中は仕事の全ての情報を遮断するとの回答は12%にとどまった。旅行中もほとんどの人は仕事をしているようだ。例えば、回答者の64%が携帯で、仕事のメールなどの返信をしたり、電話会議に出席したりすると答えた。また、41%が「パソコンを持って旅行し、旅行中に時間を見つけて仕事をする」と答えた。

休暇が増加し、中国人の旅行回数も増加しているものの、出張の回数と比べるとまだまだ少ない。中国のホワイトカラーのプライベート旅行は1年当たり平均2.8回であるのに対して、出張は1年当たり平均4.7回になっている。過去一年、ホワイトカラーの約4割(38%)の出張回数が5回以上だったのに対して、1年当たり平均5回以上プライベート旅行に行ったホワイトカラーは10%にとどまった。

ストレス解消法はグルメやバンジー

旅行中のストレス解消法もさまざまだ。ホワイトカラーの57%がグルメを堪能してストレス解消しており、その機会を逃さないとしている。また、53%がスカイダイビング、バンジージャンプ、ジェットコースターなどスリルある活動に参加してストレス解消している。これまでと違うのは、ショッピングがストレス解消法のトップ3から外れた点だ。年齢別に見ると、90後(1990年代生まれ)のホワイトカラーの6割が旅行中にいろんな風景を楽しみたいとしている。そして、年齢、役職、所得が上がるにつれ、目的地の歴史を楽しむようになる。その他、ホワイトカラーの61%が手帳やノートに旅行の記録を書き、51%が旅行後に時間を取って、メッセージつきの写真などで、旅行の記録をまとめ、旅行先での人との交流や美しい景色を他の人にシェアしている。宿泊先のチョイスの仕方を見ると、ホワイトカラーがまず考えるのが快適度(51%)。46%は値段を気にしていた。以上の要素をまとめると、ホワイトカラーの29%がコストパフォーマンスの高い四つ星ホテルを選んでいることがわかる。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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