<四川大地震>「地震予報カード、1度も届かず」―中国当局

Record China    2008年5月14日(水) 20時26分

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13日、ぶん川県を中心に発生した四川大地震について、地震発生以前、現地からの地震予報カードが1度も届いていなかったことを、中国国家地震台ネットワークセンターが明らかにした。写真は地震発生後、四川省綿陽市。

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2008年5月13日、中国新聞社によれば、[シ文]川県を中心に発生した四川大地震について、現地からの地震予報カードが1度も届いていなかったことを、中国国家地震台ネットワークセンターが明らかにした。

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全国の地震予報カードの管理を担当する同センターの孫(スン)主席予報官によれば、時刻、場所、震度など地震に関する情報が記載された地震予報カードが、各地の地震観測機関から地震台ネットワークセンターに集められ情報の管理が行われている。短期的な地震予報は通常、動物の異変や、過去の地震活動の記録などから判断されるが、今回の地震以前、短期予報(10日)も、中期予報(3か月)も、届いていなかったという。

孫予報官によれば、[シ文]川県一帯は中国を南北に貫くプレートの上にあり、プレートの地殻変動が活発なことから、同センターは強い地震が起こる可能性が高いとして長期間にわたって注意を払っていた。これまでは専門家の参加する地震懇談会を中国地震局が毎週行っていたが、今回の地震発生以降は毎日行っており、今後大規模な地震の発生する可能性や、地震の全国的な兆候について議論されているという。(翻訳・編集/岡田)

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