中国が北極北西航路における試験航行に初成功

人民網日本語版    2017年9月8日(金) 18時30分

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国家海洋局が7日発表した情報によると、中国第8回北極科学観測隊を乗せた極地観測船「雪竜号」は6日、中国の船舶による北極北西航路の初の試験航行を完了した。

国家海洋局が7日発表した情報によると、中国第8回北極科学観測隊を乗せた極地観測船「雪竜号」は6日、中国の船舶による北極北西航路の初の試験航行を完了した。これをうけ、雪竜号は北極3大航路(北東航路、北西航路、中央航路)の航行を初めて実現し、中国の船舶による、北極航路の商業利用を直接推進することになるとみられている。科技日報が伝えた。

北西航路とは、北アメリカ大陸北部の沿岸からカナダの北極諸島沖、米アラスカ北部沖を経由し、北太平洋と北大西洋を結ぶ航路。大西洋と太平洋を結ぶ最短ルートである北西航路は、パナマ運河を経由し北東アジアと北米東岸を結ぶ従来の航路より、距離が約2割短縮される。上海からニューヨークに移動する場合、パナマ運河を経由する従来の航路の距離は約1万500カイリ、北西航路の場合は約8600カイリで、2000カイリ近くも短縮され、その航行日数も約7日間短縮される。北極の気温上昇と海氷の減少に伴い、航路の利用可能な時期が近年増加し続けている。(編集YF)

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