拡大
「高齢者」と聞いた時に思い浮かべる年齢とは60代だろうか?それとも70代?80代?実のところ、判断するのは年齢ではなく、体の運動機能の状態が重要になる。
「高齢者」と聞いた時に思い浮かべる年齢とは60代だろうか?それとも70代?80代?実のところ、判断するのは年齢ではなく、体の運動機能の状態が重要になる。白髪や皺、老眼以外で、どのような状況になると高齢者になったといえるのだろうか?また、高齢になれば患うのは普通と誤解されている病気にはどんなものがあるのだろうか?台湾紙「康健」の報道は、高齢者になったことを示す自然なシグナル、良くないシグナルについてまとめている。生命時報が伝えた。
1.目が疲れやすくなる
目が常に乾いた状態になり、夜になると視界が悪くなり、強い光に敏感になる。
2.食事に関するトラブルが増える
耳下腺から分泌される唾液の量が減少するため、口が渇きやすくなる。また嚥下力や咀嚼力が低下し、顔の筋肉も緩むため、食べるときにむせやすくなり、食事のスピードが遅くなる、あるいは食べ物が硬いと不満に感じたり、食べ物を咀嚼するときに誤って自分の頬の内側を噛んでしまう。
3.濃い味が好きになる
歳をとると、味覚を感じる器官である「味蕾」の数が減り、嗅覚細胞も退化し、何を食べても薄味に感じるようになる。特に甘味、塩味を感じにくくなり、煮込み料理の味付けは塩辛くなり、甘い味の食べ物を好むようになる。
4.血圧の上昇
年を重ねるにつれ、動脈が硬くなり、血管の幅が狭くなり、弾力性が弱くなるため、血圧が以前よりも上昇する。さらに、腎機能が年齢にしたがって自然と退化し、ナトリウム排出機能に影響が出るため、塩分を摂取しただけで血圧がすぐに上がるようになる。
5.身長が低くなり、体重が減る
歳を取ると椎間板が萎縮し、骨密度が低下し、さらには筋力の衰えるスピードが増し、細胞の水分量が減少し、高齢者の身長と体重が徐々に低下していく。
6.病気が治るスピードが遅くなる
年齢と共に免疫力が低下するため、ケガをしたときに傷口が塞がるスピードが遅くなり、風邪を引いても回復に長い日数を要するようになる。
7.トイレの時間が長くなり、行く回数が増える
年を取ると腸の筋肉が弱くなり、神経も老化するため、腸のぜん動運動が減り、便秘になりやすく、便の切れが悪くなる。そのほか、膀胱の容量が低下し、抗利尿ホルモンの分泌量が減るため、頻尿になり、夜にトイレに起きる回数が増えるようになる。
8.睡眠習慣の変化
若いころに比べより寝付きにくくなり、起床時間が早くなるのに対して、睡眠時間が短くなる。また、夜中に目が覚めやすくなり、昼間に昼寝したくなるなどの状態が見られる。
9.つまづいて転びやすくなる
骨が退化し、筋力が衰え、足関節の可動域が狭くなるため、歩いているときに無意識のうちに足が上がらなくなり、うっかり物を蹴ってしまったり、つまづいて転んでしまったりするようになる。
10.歩行速度の低下
心肺機能が衰え、筋力が低下し、関節の可動域が狭くなるため、足取りが以前より重くなり、歩くとすぐに息が上がったり、疲れを覚えてすぐに休憩したくなったりするようになる。(編集YK)
ピックアップ
この記事のコメントを見る