コスタリカの貧しい学生らに中国語を教えるプロジェクトが好評

人民網日本語版    2017年9月7日(木) 9時40分

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2016年、コスタリカのプラー職業技術学校から選出された学生60人が、コスタリカ公共教育部(省)と在コスタリカ中国大使館の共同プロジェクト「中国語を話そう」に参加した。

2016年、コスタリカのプラー職業技術学校から選出された学生60人が、コスタリカ公共教育部(省)と在コスタリカ中国大使館の共同プロジェクト「中国語を話そう」に参加した。60人は中国語を学ぶことができてとても興奮している。

プロジェクト「中国語を話そう」は、コスタリカの公立学校10校で実施されている。そのほとんどが経済発展が遅れている地域にある学校で、特に第一陣で参加した6校は、いずれも現地自治体の教育サポートプロジェクトに盛り込まれている。

プラー職業技術学校のマージョリー・カストロ校長によると、「同プロジェクトに参加している学生は週に5コマ(1コマ40分)の中国語授業を受ける。この授業は学生たちに好評を博しており、試験はないものの、授業をさぼる学生はおらず、宿題もみんなちゃんとこなしている。また、中国語の授業が他の授業と重なった場合、学生らは中国語の授業を選んでいる」という。

マージョリー校長は、「学生らは初級中国語レベルの資格証書を受け取った。今後も勉強を続け、次のステップのテストを受ける予定。さらに、今年中に新たな一陣もこのプロジェクトに参加する計画だ。当校にとっては、とてもうれしく、感銘を受けている」と話している。

これまで約1年にわたり実施されてきた「中国語を話そう」に参加した学生のうち、現時点で255人が中国孔子学院本部の新中小学生中国語一級試験に合格している。

コスタリカ公共教育部で同プロジェクトを担当しているウェンディ・ヒメネスさんによると、「同プロジェクトは、コスタリカの貧しい家庭の学生らに、学習の機会を提供し、生活を変えることができるようサポートしている。そして、在コスタリカ中国大使館と中国・コスタリカ文化教育センターのサポートの下、コスタリカは同プロジェクトを立ち上げ、学生300人以上が短期間で中国語をマスターし、世界でも通用する中国語の資格証書を取得できるようにしている」。

中国語を勉強することで、コスタリカの学生は、世界に羽ばたく機会も得ている。今年コスタリカで開催された中高生中国語スピーチコンテスト「漢語橋(Chinese Bridge)」で、初参加の公立学校の学生のブリタニー・マドリガーレさんとヒメナ・マリンさんは素晴らしいスピーチを披露し、中国で開催される同コンテストの決勝に参加することになった。

ヒメナさんは、「中国語を勉強することでいい大学に行けるかもしれないし、努力すれば、奨学金をもらうこともできるかもしれない。そして、努力を続ければ、中国以外の国に行ってみる機会もできるかもしれない」と希望を膨らませている。

16歳のブリタニーさんも、「2年以内に高校を卒業できれば、中国に行って半年勉強することができる。中国にも友達がいて、発音を教えてくれる。中国で仕事をする機会があれば、私は喜んで行く。私の夢は、中国に行って生活すること」と、目を輝かせながら夢を語った。(編集KN)

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