北朝鮮の核実験は中国に対する挑発、習主席はどうするか―米華字メディア

Record China    2017年9月4日(月) 13時10分

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3日、米華字メディア・多維新聞網は、北朝鮮が核実験を実施したことについて、中国に対する抗議と威嚇の意味を持つと伝えた。写真は中朝国境。

2017年9月3日、米華字メディア・多維新聞網は、北朝鮮が核実験を実施したことについて、中国に対する抗議と威嚇の意味を持つと伝えた。

朝鮮中央テレビは3日「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が水爆実験の命令を下した。水爆は大陸間弾道ミサイルに装着可能なものであり、実験は成功した」と報じた。

記事は「注目に値するのは、今回の核実験がとても微妙な時期に選ばれたこと。実験が行われた3日は、中国主催によるBRICSサミットの開幕日だった。北朝鮮は今年5月にも中国による一帯一路サミット開幕日にミサイルを発射している。中国が国際社会から注目を集める重大イベントの開催に合わせた核実験の実施が、中国に向けたものであることは言うまでもない」とした。

そして「北朝鮮はますます中国を信用しなくなっている。中国は北朝鮮に絶対的な影響力を持つとみられているが、それは主に食糧やエネルギー分野における強い依存によるもので、両国間には政治上、意識上に食い違いがある。北朝鮮は中国の経済支援が必要だから、公に仲違いしないにすぎないのだ」と論じている。

記事によると、習近平(シー・ジンピン)国家主席就任以降、中国関係の亀裂は深まり続けており、金委員長が現在まで北京を訪問していないことがその証左だという。また、習主席とトランプ米大統領の会談が関係悪化の分水嶺となり、北朝鮮は中国による核開発停止、六カ国協議再開の呼びかけを無視し続け、中国が国連の政策決議に賛成したことに北朝鮮メディアが公に中国を批判するに至ったとのことだ。

記事は、今回の核実験に中国政府が強い非難を示したことについて「史上最も厳しい制裁でも北朝鮮の各ミサイル活動を止められなかった。外交的な非難がどれほど大きな影響力を持つのだろうか」としている。(翻訳・編集/川尻

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