故宮鼓浪嶼外国文物館、展示品を初更新 「一帯一路」要素を十分反映

人民網日本語版    2017年9月1日(金) 11時20分

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「域外神工-故宮博物館痕都斯坦(ヒンドスタン)玉器展」が29日、故宮鼓浪嶼外国文物館で開催された。同館は故宮が地方で設立した初のテーマ別館で、運営開始して3カ月以来、展示品の初更新を行った。

「域外神工-故宮博物館痕都斯坦(ヒンドスタン)玉器展」が29日、故宮鼓浪嶼外国文物館で開催された。同館は故宮が地方で設立した初のテーマ別館で、運営開始して3カ月以来、展示品の初更新を行った。

故宮博物館はコレクションの中から痕都斯坦玉器50点を選んで展示した。そのうち、初登場となった展示品は多数ある。17世紀から19世紀にかけてのムガール帝国、インド、オスマントルコ帝国及び中央アジアと東ヨーロッパ地区産の各種玉器が含まれ、特にムガール帝国の製品は最も精巧に作られており、乾隆帝によって「仙工」、「鬼工」と賞賛された。

同館の李士娟副館長によると、初回の展覧会は「海国微瀾(島国のさざ波)」をテーマとしたもので、展示品が219点(セット)、そのうち刺繡品19点、書画5点があった。刺繡と書画はかびや虫、照明による照射で傷んでしまう可能性があるので、展示期間は通常3カ月となっており、展示後は展示品を「休養」させるために、倉庫に戻している。初回展覧会の展示品が倉庫に戻されたので、同館は展示品の更新を行い、今回の玉器展覧会を打ち出したのだ。

乾隆帝の時代から、現在のインド、パキスタン、アフガニスタン、トルコなどの国からの玉器は「痕都斯坦玉器」と総称されている。

展覧会の主催者によると、これらの玉器は中国、インド、ヨーロッパ、及び中央アジアの現地の芸術を融合させ、独特なイスラム玉彫刻芸術を作り出したという。その多くはこの上なく美しい模様によって、その他を圧倒していた。例えば、展示されたある玉製の剣の柄は、かなり際立った特色があることがわかっている。

李副館長は、「これらの展示品は歴史においての中国と『一帯一路(the Belt and Road)』沿線国家との交流を十分に反映しており、『万国建築博物館と呼ばれるコロンス島(鼓浪嶼)で、故宮が収集する大量の外国文物逸品を展示する』という同館の創立の趣旨を表した」と指摘した。「将来、同館は引き続き関係国と展覧について交流し、『一帯一路』文化交流の美談を書き続ける」と李士娟氏は続けて語った。

故宮博物館は最も多くの中国古代の貴重な芸術品を収集した。コレクションは180万点余りに達した。特に収集した外国文物は国内最多で、合わせて13000点以上だ。故宮鼓浪嶼外国文物館は故宮博物館がその他の地域で初めて設立したテーマ別館で、中国に外国文物館がないという空白を埋めた。そのため、廈門(アモイ)市も故宮博物館の全国で初の実体別館を設立し、文物展覧活動を行う協力都市となった。(編集HQ)

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