中国外交部の華春瑩（ホア・チュンイン）報道官は4日、「中国は米国の金で強大になった」という指摘に「とても笑える言い方だ」と反論した。

この日の定例記者会見で出た、「米国の指導者は最近、『中国は非常に強大になっている。これはかなりの程度で米国の金を利用してのことだ』と称したという。これを中国側はどう見るか」との質問に対し、華報道官は「とても笑える」と述べた。

その上で、中国の発展は他国のおかげではなく、国民の勤労や知恵、勇気などによるものだと指摘。「このことがはっきりと分からない人がいるとしたら、教育が余りにも足りていないとしか言えない」とし、中国が海外から受け入れた投資に米国が占める割合は4％前後にすぎないとのデータに言及した上で、「だが、われわれは米国が中国との協力で大きな利益を得たことを知っている。米国のどれだけの家庭が中国商品によって生活コストを大幅に削減しただろうか。米国企業はなおさら利益を得ている。調査に応じた米国企業の97％は中国とのビジネスで利益を出していると答えた」と論じた。

華報道官はまた、複数の事例を挙げて「中国はどれだけ多くの米国企業を養ってきたか。彼らがしっかりと計算するよう希望する」とも述べた。（翻訳・編集/野谷）