<南海1号>考古学者が「5つの注目点」を指摘―広東省

Record China    2008年5月14日(水) 22時35分

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5月10日、昨年12月22日に広東省陽江市沖の海底から引き揚げられた800年前の沈没船「南海1号」について、考古学者黄偉宗氏が「5つの注目点」を指摘した。写真は「南海1号」から引き揚げられた文物。

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2008年5月10日、昨年12月22日に広東省陽江市沖の海底から引き揚げられた800年前の沈没船「南海1号」について、考古学者で中山大学教授の黄偉宗(ホワン・ウェイゾン)氏が「5つの注目点」を指摘した。中国新聞ネットが伝えた。

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黄教授が指摘した注目点は、▽船に多数の鉄クギが打たれている▽多数の鉄鍋が磁器の上に積まれている▽多数の磁器のうち半数は中東風で半数は伝統的なデザインだった▽大量の銅銭はどんな用途があったのか?▽沈没地点はどこか?の5つ。

黄教授によると中国では古代、船の建造にクギは使われなかった。このため、「どうしてこんなに多数のクギが使われたのか謎だ」と語る。また、大量の銅銭には「年表がつくれるほど」(黄教授)様々な時代の物が含まれているため「密輸船だったのでは」と言われているが、「そうとは言えない」と否定。「重要なのはこの船が商船だったということだ」と語った。(翻訳・編集/NN)

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