台湾周辺に頻繁にやって来る中国の戦闘機や軍艦、台湾当局「日本と協力して対応すべき」

Record China    2017年8月19日(土) 21時30分

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19日、中国メディアの海外網が、台湾周辺の空海域に中国の戦闘機や軍艦が出現する頻度がこれまでにないほど高くなっており、他国と協力してこの挑戦に対応すべきだと台湾当局が見解を示したと伝えた。写真は台湾。

2017年8月19日、中国メディアの海外網が、台湾周辺の空海域に中国の戦闘機や軍艦が出現する頻度がこれまでにないほど高くなっており、他国と協力してこの挑戦に対応すべきだと台湾当局が見解を示したと伝えた。

台湾当局によると、中国の戦闘機や軍艦が東シナ海で頻繁に出現しており、その海域や防空識別圏に侵入しているため、日本はほぼ毎日のように対応を迫られているが、台湾の状況も同様だという。中国の戦闘機や軍艦が台湾周辺に出現する頻度はこれまでにないほど高くなっており、台湾当局は「協力して事に当たるべきだ」との考えを示した。これは日本との協力を示唆しているようだ。

報道によれば、これより前に人民解放軍は台湾を1周する訓練を何度も行っているが、台湾防務部門はその都度、「人民解放軍の動向は全て把握している」として、中国の爆撃機の写真を公開するなどしている。

こうした動きについて台湾メディアは、解放軍の戦闘機が台湾を1周する回数も頻度もこれまでになく増えており、飛行ルートもさらに南寄りになっていて台湾のいわゆる防空識別圏に侵入するようになっていると指摘。これは台湾の防空に対して大きな圧力となっていると分析している。

これに対し、中国の国務院台湾事務弁公室は、中国と台湾は兄弟関係にあり、台湾同胞も同じ文化、習慣を持つ中華民族だと主張。1つの中国の原則を堅持し台湾独立には断固反対し、独立反対においてわれわれの意志は固く、その自信も能力もあると述べている。

また、中国軍側も、国際社会に対して中国軍による遠洋訓練の目的について何度も説明しており、このような遠洋訓練は国際法に完全に合致していると主張。「どんな邪魔が入ろうとも、だれがついて来ようとも、継続して飛び続ける」としており、中国軍は今後も状況に応じて遠洋訓練を行うため、関係する方面はそれに慣れる必要があると述べている。(翻訳・編集/山中)

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