中国のビットコイン取引所・火幣網のデータによると、17日午後5時半ごろ、ビットコインの相場が3万元（約50万円）の大台を突破した。中国の別のビットコイン取引所大手・OKCoinのデータでも、同日午後6時にビットコインの相場が過去最高の3万元の大台を突破した。同日の上げ幅は7％を超え、わずか1カ月で130％も高騰した。北京日報が報じた。

火幣網の朱嘉偉COOは、「ビットコインへの投資は、高配当、高リスク。以前のベンチャー企業の株式への投資と似ている。長期的に見ると、ビットコインへの投資は、政策の不確定性、技術リスク、競争リスクなどのリスクを抱える」と指摘する。

ビットコインの相場が高騰するにつれ、投資家の利益が膨らんでいる。しかし、膨らんだ利益は、市場にとってはリスクともなる。複数の業界関係者は、「市場で少しでも風が吹けば、現金化しようとする投資家が増える。投資家はしばらく理性的、かつ慎重に市場の要素を見守り、取引をするように」と呼びかけている。

朱COOも、「投資家は、相場の異常な動きに注意し、リスクを自分がコントロールできる範囲に収めなければならない」と注意を呼びかけている。そして、OKCoinの創業者である徐明星CEOもビットコインの投資家に対して、「ビットコインの取引市場は、ストップ高、ストップ安という制度がない。また、月曜日から日曜日まで24時間、世界中で取引されており、ビットコインへの投資は高配当、高リスク。慎重に、自制を働かせなければならない。投資家は、理性的に取引するように」と注意を呼びかけている。（提供/人民網日本語版・編集KN）