中学生62人が食中毒、学食の“残り物”で―江蘇省興化市

Record China    2008年5月9日(金) 13時8分

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8日、江蘇省興化市昌栄鎮の中学校で集団食中毒が起きた。生徒62人が下痢や発熱、嘔吐を訴えた。食堂が、昼食の残り物を気づかず生徒に食べさせたことが原因だった。写真は中毒事件の処置演習。

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2008年5月8日、揚子晩報によれば、5月6日、江蘇省興化市昌栄鎮の中学校で集団食中毒が起きた。

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7日昼ごろ、病院で治療を受けている生徒の1人によれば、5月5日夜、学校の食堂で食べた煮物に入っていた魚のつみれの味がおかしかったので、野菜だけ食べた。当日の夜は何ともなかったが、翌日の授業中、突然身体が震えだし、嘔吐感がこみ上げてきた。しばらくすると、同じクラスの同級生10人以上も同じような症状が出たことで、教師が生徒を病院へ連れて行った。

治療にあたった病院の院長によれば、症状の多くは下痢と発熱、嘔吐だった。7日夜までに62人の生徒が病院で治療を受け、11人が入院。治療により大部分の生徒は回復したが、3人が現在も入院している。

市衛生監督所の責任者によれば、専門家の分析で細菌性の食中毒事件であることがわかった。調査の結果、食堂での昼食の残り物の保管が不適切で、夜、痛んでいることに気づかず生徒に食べさせたことが原因だったという。治療費用は全額を学校が負担し、授業を受けられなくなった生徒には補講を行うことになっている。食中毒を起こした生徒の多くが受験を間近に控えた3年生だった。(翻訳・編集/岡田)

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