<写真特集>中国最古の鉄道の最南端、南京浦口駅

呂厳    2017年8月19日(土) 15時0分

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中国出身の呂厳が、江蘇省南京市にある浦口駅を紹介する。

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中国出身の呂厳(リュー・イエン)が、江蘇省南京市にある浦口駅を写真と文章で紹介する。

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浦口駅は中華民国の特色を持つ駅としては、現存する唯一の駅だ。現在は待合室用の建物、ホーム、切符売り場、貴賓楼、上級職員用宿舎などの保存が行われている。

この駅は中国の鉄道100年史における「中国最古の鉄道の最南端」だ。建設は1908年(清光緒34年)に始まり、1912年に完成した。毛沢東トウ小平、陳毅らも訪れており、孫中山(孫文)の棺を迎える儀式の場にもなった。詩人・朱自清の散文「背影」の舞台となっているのもここだ。南京長江大橋の建設で駅は次第にさびれていったが、1985年には「南京北駅」として一部輸送を再開した。しかし、2004年に営業停止となり、その100年近い歴史に幕が下ろされた。(編集/野谷

●呂厳(リュー・イエン)

4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。

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