中国に最大規模の「帰国ラッシュ」現象 海外帰国組265万人超

人民網日本語版    2017年8月16日(水) 17時10分

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国内シンクタンク大手の中国グローバル化研究センター(CCG)はこのほど、「2017年中国海外帰国者就職・起業調査報告」を発表した。

国内シンクタンク大手の中国グローバル化研究センター(CCG)はこのほど、「2017年中国海外帰国者就職・起業調査報告」を発表した。2012年に開催された党十八大(中国共産党第十八次全国代表大会)以降、新中国設立以後最大規模の海外留学組による「帰国ラッシュ」が巻き起こり、ハイレベルの留学帰国者は、次第に中国の革新駆動発展戦略を推し進めるリーダー・主力軍になりつつある状況が、報告から明らかになった。人民日報が伝えた。

〇新中国設立以後最大規模の留学組「帰国ラッシュ」

「2017年海外留学生帰国サービス工作部門間連合会議」が発表した統計データによると、2016年、海外で学ぶ中国人留学生の総数は54万人を突破しており、2012年比14万4900人増、増加幅は36.26%に達した。一方、留学帰国者の総数は43万2500万人、2012年比15万9600人増、増加幅は58.48%となった。1978年から2016年末の期間、海外を訪れた各種中国人留学生の総数は458万6600人に達し、うち265万1100人が卒業後、中国に戻りキャリア発展を目指す道を選択した。この数は、海外卒業生全体の8割以上を占め、留学帰国者と海外留学生との「差」が次第に縮小しており、中国経済・社会のスピード発展のもと、「人材誘致」効果がプラスの影響を及ぼしていることを示している。

〇人材の帰国加速は愛国心、国恩に報いる心の表れ

中央統一戦線工作部の戴均良・副部長は、「国際的な視野と知識を国の実情に結び付け、専門の特技を発揮し、海外で学んだことを祖国に根づかせなければならない。留学を終えて帰国してからは中国に根を下ろし、志を立て国恩に報い、中華民族の偉大なる復興という『中国の夢』の実現に向け、若い力を注ぐ必要がある」と、海外留学組を激励している。

革新の駆動とは、実は人材の駆動を意味する。中国教育部(省)副部長を務めた経歴がある欧美同学会の劉利民・副会長は、以下の通り指摘した。

「国家重点プロジェクトのリーダーの7割以上、両院(中国科学院・中国工程院)アカデミー会員の5割以上は、海外帰国組が占めている。祖国の建設において海外帰国組が果たしている重要は役割と、海外留学者の帰国が加速している傾向は、留学生の愛国心と国恩に報いる心が極めて強いことを表しており、個人の価値の実現を国の前途・命運と結び付けることができる」。

留学人材の帰国は、政策面の支援と切っても切り離せない。中国人力資源・社会保障部(人社部)留学人材・専門家サービスセンターの李・副主任は、「2008年以降、中国では計13回、海外ハイレベル人材招致プロジェクト『千人計画』に基づき、7千人以上の専門家を誘致した。各地が誘致したハイレベル人材や留学帰国者は5万3900人に上る。党十八大以降、党中央は、『人材発展体制メカニズムの改革深化に関する意見』など60件以上の文書を発表・実施、海外留学生の帰国に関する政策体系はほぼ完成している」と述べた。

〇海外帰国調査:2016年、海外帰国者の新規増加数は、国内の大学卒業生を上回る

「2017年中国海外帰国者就職・起業調査報告」によると、2017年度全国普通大学卒業生は795万人に達する見込みで、2016年(765万人)比30万人増加した。一方、2016年末の時点で、中国の留学帰国者総数は265万1100人に上り、2016年だけでも43万2500人の留学生が卒業、帰国した。留学帰国者の新規増加数は、すでに大学卒業生数(見込み)を上回っている。

報告によると、留学帰国組は、留学による効果・価値について前向きに評価しており、彼らの半数以上は、「留学費用を5年以内に回収可能」と考えていた。留学帰国組の帰国後の生活・就職状態は明らかに好転している。IT/通信/電子/インターネット業界は、金融業を凌ぎ、海外帰国組が最も多い業界となった。民間企業に就職する割合も上昇の一途を辿っている。海外帰国組は、革新技術と現代サービス業をとりわけ好み、特色ある二線都市が海外帰国組による起業の新しい舞台となっている。また、海外帰国組の急増によって、就職圧力が上昇している状況は、国と社会がともに注目すべき問題となっている。(編集KM)

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