「殺虫剤卵」は欧州産だけじゃなかった!韓国産からも成分検出で韓国市場混乱=ネットには「やっぱりね」「信じられる食べ物がない」の声も

Record China    2017年8月16日(水) 0時40分

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15日、韓国産の鶏卵から殺虫剤成分が検出され、韓国政府は3000羽規模以上の養鶏場で生産される卵の出荷を急きょ中断することを決めた。資料写真。

2017年8月15日、韓国産の鶏卵から殺虫剤成分が検出され、韓国政府は3000羽規模以上の養鶏場で生産される卵の出荷を急きょ中断することを決めた。韓国・マネートゥデイなどが伝えた。

韓国農林畜産食品部は同日、国内の養鶏農場を対象に残留農薬検査を行った結果、京畿道(キョンギド)南楊州(ナムヤンジュ)・広州(クァンジュ)の養鶏農家2カ所で基準値を超える殺虫剤成分「フィプロニル」と「ビフェントリン」が検出されたと明らかにした。

このうちフィプロニルは、最近欧州で問題になっている「汚染卵」で見つかった成分で、通常鶏への使用が禁止されているもの。ビフェントリンは鶏のシラミなどを取るため使われているという。

この結果を受け、農食品部は15日午前0時から全国すべての農場で卵の出荷を停止、また3000羽以上を養鶏する農場を対象に3日以内に全数調査を実施して、問題がない農場の卵のみ出荷を許可することを決めた。また食品医薬品安全処も、地方自治体と協力してこれらの農家から流通した卵について暫定的に流通・販売中断の措置を取り、精密検査で不適格となった際には全量を回収・廃棄する計画としている。

なお、聯合ニュースなどの報道によると、韓国の大手スーパー3社でも同日から全店舗で卵の販売が中止されたほか、コンビニエンスストアやネット通販でも卵の販売中止が相次いでおり、鳥インフルエンザの問題がようやく沈静化してきていた韓国で、再び鶏卵価格が高騰するのではないかと不安の声が上がっている。

不安はもちろん、価格の問題だけではない。ネットユーザーからは「ガーン!1日に3個ずつ卵を食べてた!いつからそうなの?最近体の調子が悪いのはそのせいかな」「返品できる?」「昨日買った卵は全部捨てないと駄目なの?」「その卵を産んだ鶏は大丈夫なのかな?」など健康被害におびえる声が次々と上がっている。

また、「やっぱりね。韓国の養鶏業者が欧州よりしっかり飼育してるとは思えない」「全数調査したらすごいことになるかも」「卵まで駄目とは!いったい何を食べたらいいんだ?信じられる食料品がない」といった冷ややかな声も。

また、「全国の卵を全部調査して。第2の加湿器事件にならないように(※加湿器殺菌剤事件…加湿器のメンテナンスに使用する韓国製の殺菌剤により、韓国で200人以上の死傷者が出た)」など求めるコメントも。

さらには「こうなったら家で鶏を飼って卵や肉を食べるようにしなきゃ」との決意表明や、今後の対応について「殺虫剤成分が検出された農家には殺処分しても補償はしないで!これは鳥インフルエンザとは違う」と求める声もあった。(翻訳・編集/松村)

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