日本の夏ドラマ、テーマは「主婦の逆襲」―中国メディア

人民網日本語版    2017年8月17日(木) 16時10分

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最近、大ヒットした中国ドラマ「我的前半生」では、浮気した夫に捨てられた主婦が、離婚したため再び働くようになる姿を描いている。

最近、大ヒットした中国ドラマ「我的前半生」では、浮気した夫に捨てられた主婦が、離婚したため再び働くようになる姿を描いている。折りしも、日本の夏ドラマでも頑張る女性の姿が描かれている。7月スタートの3つのドラマが、既婚女性の華麗な転身劇、逆襲劇を描いている。

「ウチの夫は仕事ができない」 夫を背中で引っ張る女性の姿

同ドラマは職場での物語を中心にしたホームドラマであるものの、主人公の夫婦をめぐるストーリーを通して、現在社会で働く男性が重圧に晒されている現状のほか、その背後で妻が初心を忘れずに、夫が落ち込んでいる時に励まし、理想と現実の狭間で幸せを追い求める姿を描いている。将来のために、妻は妊娠して自分が頑張るだけでなく、夫も頑張れるように励ますという夫婦の姿に、見ている人は思わずほっこりするのではないだろうか。

「カンナさーん!」 逆境を元気に乗り越える女性

渡辺直美が演じるカンナは、ほとんどの既婚女性の悩みを描いている。仕事では挫折ばかりを経験し、自分の夢があるのに周りにはそれを認めてもらえず、家に帰ると夫や子供の世話もしなければならず、さらに家族からは文句を言われる。それでも、現実から逃げることもできず、落ち込んでいる暇もない。現実とちゃんと向き合わなければ、逆境を克服することはできない。カンナを演じる渡辺直美は、女性の視聴者がこのドラマを見て、闘志を燃やし、仕事や生活における困難に向き合って一生懸命頑張れるようにと願っている。

普通の主婦とは異なり、カンナは太っていて容姿は優れておらず、渡辺直美は原作の漫画を読んだ時に自分と似ていると感じたという。渡辺直美は、ピン芸人として活躍しているだけでなく、ファッションブランドのプロデュースも行っており、アパレルデザインにも関わっている彼女はカンナ役を演じるうえでもそのセンスが役立った。ドラマの中でカンナが着ている服やデザインしたブランドは渡辺直美のアドバイスに基づいてデザインを行ったという。

「セシルのもくろみ」 家庭と夢追求の両立

真木よう子演じるヒロインの宮地奈央は、夫と中1の息子の3人で幸せな生活を送っていた。そして、きれいに着飾ることには興味を示さず、生活の中のちょっとしたことで、幸せと満足感を感じていた。しかし、人気女性ファッション誌「ヴァニティ」の編集デスクに偶然、読者モデルとしてスカウトされ、生活が一転する。

奈央は、新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちと、毎日ちゃんと息子の世話をしてあげたいという気持ちの間で苦悩する。そのような気持ちは子供を持つ女性なら誰でも経験したことがあるだろう。

真木よう子は、「私にも8歳の娘がいるので、奈央の考え方や気持ちがよく分かる」と話した。また、フェミニズムのために声を上げる現代女性を描いた2015年放送の「問題のあるレストラン」以来2年ぶりにドラマ主演を務めることとなり、今回は主婦を応援するドラマに出演していることに関して、彼女は、「どちらのドラマも女性が計画したり、あこがれたりしている自分自身のライフスタイルがテーマで、つながりがある。今回のドラマを通して、外見の良い男女は、どんな姿で自分の道を歩んでいるかを考えてもらいたい」とした。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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