韓国の人気俳優、平昌五輪PR動画の“何気ない”一言で国を卑下したと大問題に=韓国ネット「がっかり」「韓国語を話す外国人だって使わない表現」

Record China    2017年8月16日(水) 9時10分

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14日、韓国の人気俳優が平昌冬季五輪のPR動画で思わぬ失言をし、批判を浴びている。資料写真。

2017年8月14日、韓国の人気俳優が平昌(ピョンチャン)冬季五輪のPR動画で思わぬ失言をし、批判を浴びている。韓国・国民日報が伝えた。

韓国では約半年後に迫った平昌五輪のPRのため、たくさんの有名芸能人がインターネットなどのメッセージ動画に参加しているという。このうち、2015年のドラマ「恋のスケッチ 応答せよ1988」や現在公開中の映画「タクシー運転手」(原題)への出演で一躍注目俳優となったリュ・ジュニョル(30)の動画がこのほど問題となった。

問題の動画は、企画元であるポータルサイト「ネイバー」のコーナーからは公開から程なくして削除されたが、「失言」部分のみがネット上で拡散しているという。リュ・ジュニョルが冒頭「チョヒナラで、もうすぐ五輪…」と話し出したところでスタッフから「チョヒナラ」ではなく「ウリナラ」だと訂正が入る。リュ・ジュニョルが「うん?チョヒナラとウリナラは違うの?」と確認し再度スタッフから注意を受けると、ようやく間違いに気付いた様子で「ああ、ウリナラ、ウリナラで…」と言い直す、という場面だ。

「チョヒナラ」「ウリナラ」の語はどちらも「私たちの国、わが国」の意味を持つが、「ウリ」が一般に「私たち、われわれ」を指すのに対し、「チョヒ」は「私ども、手前ども」のようにへりくだった表現だ。「チョヒ」の後には必ず「低めて指すべき対象」が来なければならず、自国を指し「チョヒナラ」とするのは誤った表現とされる。

韓国ではこれまでも「ウリナラ/チョヒナラ」問題がたびたび波紋を広げた例があるが、今回の騒動に、ネットユーザーからは「チョヒナラと言わないことくらい小学生でも皆知ってる」「韓国語を話す外国人だって使わないよ」「一言で言って無知だね」「無知も罪だ。恥を知ってほしい」「たまに間違える人はいるけど、まるで知らなかったという人は初めて見た」など、リュ・ジュニョルに厳しい声が多数寄せられている。

また、「(リュ・ジュニョルをかばった)ファンが問題を大きくした。間違いは間違いとして謝罪すべきだ」「スターごっこばかりしてないで読書しなさい。本をちゃんと読めば正しい韓国語表現が分かるはず」と、謝罪や「勉強」を促す声、「がっかりした」「名門大生の役もやってる人なのに」「普段から本をよく読むという記事を読んでいただけにびっくりした」と、イメージと実態のギャップに驚いたとの声も目立った。(翻訳・編集/吉金

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