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四川省林業庁は10日、「ジャイアントパンダ国家公園体制試験ポイントプラン」が政府の認可を受けたことを明らかにした。
四川省林業庁は10日、「ジャイアントパンダ国家公園体制試験ポイントプラン」が政府の認可を受けたことを明らかにした。同プランでは、四川、陝西、甘粛の三省の野生のジャイアントパンダが密集して生息している地域、ジャイアントパンダの主な生息地、ジャイアントパンダの個体遺伝交流空間など計80カ所の保護地を国家公園に盛り込む。総面積は2万7134平方キロメートル。うち、四川省内の面積は2万177平方キロメートルで、綿陽、広元、成都、徳陽、阿■(■は土へんに貝)、雅安、眉山の7市・州が主な地域だ。
「プラン」によると、国家公園に盛り込まれたのは四川省のジャイアントパンダの生息地1万4000平方キロメートル以上で、同省の生息地全体の7割以上を占めている。それら生息地は、岷山山系、キョウライ山系、大相嶺山系に属している。また、一部が、中心保護区、生態修復区、科学普及・遊覧・休憩区の3つの機能エリアに盛り込まれている。
認可取得後、ジャイアントパンダ国家公園は、ジャイアントパンダを中心とする生物多様性保護、最新の生態保護管理体制、持続可能なコミュニティ発展メカニズムの模索、生態保護運行メカニズムの構築、生態体験・科学普及の宣伝、教育展開などの強化を担うことになる。(編集KN)
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