アオコ対策に放流の魚を漁民が密漁―安徽省巣湖

Record China    2008年5月8日(木) 11時4分

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2008年5月、安徽省の巣湖北岸でアオコの大規模な発生が観測された。調査の結果、アオコ対策に放流された魚を現地の漁民が密漁していたことが明らかとなった。写真は安徽省合肥市付近の巣湖。4月30日の撮影。

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2008年5月、安徽省の巣湖北岸でアオコの大規模な発生が観測された。調査の結果、アオコ対策に放流された魚を現地の漁民が密漁したことが明らかとなった。新聞晨報が伝えた。

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昨年、江蘇省南部の太湖でアオコが大発生し、飲料水を汚染、スーパーのミネラルウォーターの買い占め騒ぎにまで発展した。アオコは湖の富栄養化と気温の上昇が発生条件であり、太湖以外にも各地で大規模な発生が観測されている。

巣湖では昨年同様今年もアオコが発生、北岸が真緑に染まった。すでに真夏日も記録する高い気温の影響で例年より早い時期での発生となった。

現地政府はさまざまなアオコ対策を実施しているが、その柱となるのが藻を食べる魚の放流だった。しかし漁民たちが密猟してしまい、効果を上げられなかったと嘆いている。アオコが大発生すれば湖の水質はさらに悪化し漁業にも悪影響が出るため、密猟は最終的に漁民たち自身を苦しめることになる。(翻訳・編集/KT)

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