<胡錦濤訪日>国賓招いた夕食会の会場「松本楼」ってどんなレストラン?―日本

Record China    2008年5月7日(水) 19時2分

拡大

6日、訪日した胡錦濤中国国家主席を招いて、福田首相主催の非公式夕食会が行われた。その会場となったのが、操業100年を越える老舗レストラン「松本楼」。レコードチャイナ編集部では、このほど一般客の反響や混雑状況について、同レストランに取材を試みた。

(1 / 5 枚)

2008年5月6日、訪日した胡錦濤中国国家主席を招いて、福田首相主催の非公式夕食会が行われた。その会場となったのが、東京・日比谷公園内に明治36年から操業している老舗レストラン「松本楼」。今回、国賓を迎えたことで、一躍注目を集めたようだ。レコードチャイナ編集部では、このほど一般客の反響や混雑状況について、同レストランに取材を試みた。同レストランの歴史とともにご紹介する。

その他の写真

孫文も愛した洋食レストランの老舗

日比谷公園の開園と同時に開業した「松本楼」は、操業100年以上を誇る老舗中の老舗。当時はモボやモガの聖地として人気を博した。文人たちにもこよなく愛され、夏目漱石や松本清張、高村光太郎などの作品にも同店が登場している。

そして松本楼に最もゆかり深い人物と言えば、中国の民主化革命に尽力し、「国父」とも呼ばれる孫文(1866〜1925)である。孫文が日本亡命中は同店の常客で、ここでたびたび宴を催していたという。そのようなエピソードからも、胡錦濤国家主席を招く夕食会にふさわしい会場として選定されたようだ。

■夕食会で供された料理について

今回の夕食会は松本楼3階のフレンチ・レストラン「ボア・ド・ブローニュ」で催された。7日の中国紙「解放日報」によると、胡錦濤国家主席の好みなどを入念に確認しながら作られたのは、「松坂牛フィレ肉の照り焼き風」「ホタテのムース」「アニス風味のロブスター」など、全7品のオリジナル料理だという。

以上の料理は特別に取り寄せられた食材を用いているため通常のメニューには記載されていないが、今後、要望に応じて、事前予約に対応する形で一般客にも提供できるよう検討に入るという。もしかしたら、胡錦濤国家主席と同じメニューを味わうチャンスもあるかもしれない。

■夕食会開催後の反響、店の混雑状況について

夕食会から一夜明けた松本楼には、各地からの電話問い合わせが相次いだという。通常でもランチタイムは店の外に列ができるほどの人気店。1階のレストラン・グリルでは予約は受け付けていないが、前出の3階にあるフレンチ・レストランは予約も受けている。しかし、公園内のロケーションもあいまってこの季節は特に人気が高く、予約も現在は連日埋まっているということだ。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携