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7日、吉林省衛生局はこのほど、同省における風疹発病率が急上昇し、一部地区で風疹が流行していると発表した。5月上旬現在、全省の風疹発病報告数は5325件、07年通年の3倍以上の数となっている。写真は中国衛生部。
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2008年5月7日、黒竜江晨報によると、吉林省衛生局はこのほど、同省における風疹発病率が急上昇し、一部地区で風疹が流行していると発表した。5月上旬現在、全省の風疹発病報告数は5325件、07年通年の3倍以上の数となっている。
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吉林省では2004年より風疹の監視観測報告を実施。2004年から2007年の中国全土における風疹発病数は、それぞれ1512件、360件、342件、1101件となっている。特に長春市、吉林市などの大都市で流行しており、感染者の8割が小学生から大学生だという。また、2008年は中国全土で風疹が猛威をふるうと予測されている。
風疹とは、風疹ウィルスによって引き起こされるもので、風疹に感染すると、砂の様に小さな皮疹が身体全体に生じるほか、発熱やリンパ節腫脹を伴う。多くは幼児期に発し、一生免疫を得る。また、風疹は麻疹とは異なる伝染病で、もし妊婦が妊娠初期に感染すると、胎児に奇形を及ぼすと言われている。(翻訳・編集/FK)
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