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8日21時19分、四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県でマグニチュード7.0の地震が発生。9日午前8時10分の時点で、12人の死亡、175人の負傷が確認された。
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8日21時19分、四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県でマグニチュード7.0の地震が発生。9日午前8時10分の時点で、12人の死亡、175人の負傷が確認された。
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四川省の地震が発生した際の緊急時対応マニュアルに基づき、共産党四川省委員会や省政府などは、地震抗震救済応急指揮部を立ち上げ、最高レベルの第1級緊急対応策を講じて、地震救助活動を全面的に展開している。
地震発生後、西部戦区聯合作戦指揮センターは、直ちに緊急対応体制に入り、軍管区の陸軍や空軍、四川省、甘粛省の軍管区、西寧聯勤保障センター付近の部隊が、緊急対応の準備を直ちに始めた。
九寨溝風景名勝区管理局の発表によると、9日から観光客の受け入れを停止するという。
突然発生した地震により、一部の列車が運行を停止したため、多くの観光客が観光地に缶詰め状態となっている。地震発生後、中国地震局は第2級緊急対応体制に入り、関連の機関も緊急対応策を直ちに実施しており、救援・救助活動を展開している。
地震が発生したため、成都省鉄道局も一部の列車の運行を停止した。
中国ジャイアントパンダ保護研究センターによると、同センターに所属している職員やパンダは無事で、地震の影響はないという。
地震発生後、中国紅十字会総会は成都備災救災センター眉山倉庫から被災地に非常用持ち出し袋1000個、布団2000枚、テント200張を輸送した。四川省紅十字会も被災地に救援チームを派遣し、第一陣の徳陽市紅十字救済救援チームが直ちに被災地に向かった。
成都鉄道局も直ちに緊急対応策を講じ、土木部門や電気供給、電気設備管理などの部門の職員が線路や設備の状況をチェックするよう手配し、列車運行の安全性を確保したうえで、少しでも早く列車の運行を再開できるよう全力で取り組んでいる。
四川省の中国移動(チャイナ・ モバイル)も緊急対策チームを立ち上げ、緊急対応策を講じているほか、通信を確保するための対策を講じている。また、アバ・チベット族チャン族自治州やその付近の地域で、電話料金不足などでも電話を使えるサービスや、救助や救援を求めることができるホットライン(10086)を開設し、アバ・チベット族チャン族自治州からの電話を優先してつなぐようにするなど、被災者に便利なサービスを提供している。
電気の供給を確保するため、中国国家電網の四川電力は、直ちに応急対応策を講じ、対応チームがすでに、被災地の電気供給設備に故障がないか点検しているほか、すぐに救援に当たることができる体制を整えている。
九寨溝風景名勝区管理局は、8月9日以降の入場券をすでに購入、予約している場合、返金、キャンセルに応じるとしている。
9日早朝、中国国家緊急医学救援チームの四川チームの医療スタッフ14人が、負傷者の治療などに当たるために被災地に向かった。(編集KN)
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