なぜ中国人留学生は帰国するようになったのか?理由は「達成感」―中国メディア

人民網日本語版    2017年8月6日(日) 8時20分

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中国は今、建国以来最大規模の「留学生帰国ブーム」を迎えている。

中国は今、建国以来最大規模の「留学生帰国ブーム」を迎えている。世界的な競争力を持つ人材システムの構築を加速し、国と地方が人材吸引プロジェクトを続々と打ち出している中国は、海外人材に対する吸引力がまるで磁石のように強いのだ。

▽「千人計画」で約6千人の海外人材を招致

「海外帰国人材の研究は中国で花を咲かせるようにする」

2008年に「千人計画」を実施して以来、中国が招致した教授の数はその前の30年間の総数の約20倍にも達した。2016年までに、各地域が招致した留学人材数は5万4千人に上った。近年、中国はさまざまなハイレベル人材招致計画を打ち出している。これらの留学人材の先進的な技術と経験、及び強い科学研究能力と指導力は、中国の先端研究や産業の発展を力強く支えている。この点において、個人の夢の実現は「中国夢(中国の夢)」の実現と密接に繋がっている。

▽留学人材起業パークは全部で347個

「中国の起業環境には大きな可能性がある」

現在、全中国の留学人材起業パークは347個に達し、入園する企業が2万7千社を超え、同パークで起業している留学人材は7万9千人いる。留学人材の起業におけるリーダーシップは著しく、彼らは主に一線都市と二線都市の戦略性がある新興産業に集中している。政府政策による恩恵、世界で最も活発な経済、急速に成長しているハイテク産業、投資し続ける科学教育事業、国内外の「人材、プロジェクト、技術、市場、資本、場所、サービス」の全面的なマッチングプラットフォームなどが、より多くの海外からの帰国人材を惹きつけている。

▽出国者数と帰国者数の比率は1.26:1まで低下

「中国の『スピード』にはチャレンジがあり、達成感を感じられる」

人材帰国の加速はすでにトレンドとなっている。出国者数と帰国者数の比率は2006年の3.15:1から2016年には1.26:1までに下がった。明るい将来性がある仕事と国際水準の給与が留学人材を帰国させる主な要素となった。中国はすでに世界産業チェーンの中流に位置しており、上流に向かって歩んでいる。この動きが、留学人材に幅広く才能を発揮する舞台を提供しており、今後、出国者数と帰国者数の差が更に縮んでいくだろう。

▽国家公務員の試験を受ける留学帰国人材が32%に達する

「中国社会の末端に触れることは、一種の積み重ねだ」

関連のアンケート調査によると、国家公務員の試験を受けようとする留学帰国人材は32%だった。大量の留学人材の帰国は、中国の改革開放に重要な貢献をもたらした。国も留学人材を更に重視する態度を示している。数多くの地域で新しい政策を打ち出し、留学帰国人材が公務員試験に参加できる条件を緩和している。留学帰国人材が国の恩に報いることが、新しいトレンドの特徴になってきた。(提供/人民網日本語版・編集HQ)

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