<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・大学キャンパスでも五輪100日前イベント

Record China    2008年5月6日(火) 10時36分

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今日5月1日は中国もメーデーでお休み。これまでは7日間の大型連休だったのだが、今年からいきなり3日間に短縮された。写真は五輪100日前を宿舎の灯りで祝う農業大学の学生。

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大学キャンパスでも五輪100日前イベント

今日5月1日は中国もメーデーでお休み。これまでは7日間の大型連休だったのだが、今年からいきなり3日間に短縮された。これは別に北京五輪を控えて、というわけではなく、大型連休中の大混雑が社会問題となったため、連休を短縮して、その代わり、他の祝日に3連休を分散させたというものだ。

さて、北京五輪まで100日を切ったここ数日は各地で記念イベントが行われた。その中で、五輪を支えるボランティアスタッフとして大きな力となる大学生もそれぞれの形で、100日前を祝った。

バドミントンなどの会場がある北京工業大学では、体育館の広場でボランティアによる団結式が行われ、多くの学生が参加したし、北京交通大学でも1000人が集まって、国旗掲揚など「愛国心」を掻き立てる活動が行われた。

また北京東郊外にある北京第2外国語大学には、100日前を祝う花壇が登場し、春風に乗せて、芳しい香りをキャンパスに届けている。また北京五輪についてのパネル展示なども行われ、多くの学生が集まっていた。

第2外国語大学は「二外」と呼ばれ、中国における外国語教育の中心の一つ。周恩来氏の肝いりで建設された大学で、特に日本語教育には定評があり、私の周りにも、同大学卒業の優秀な日本語スピーカーが多い。そのため、「言語サービス」が非常に重要となる五輪本番では、同大学の学生ボランティアは非常に重視され、市内の各会場には軒並み、彼らが“配置”される。恐らく、日本の皆さんが現地観戦をされるときには、彼らがやってきて、流暢な日本語でサービスをしてくれることだろう。

今学期は、北京五輪が控えているということで、いつもより大幅に前倒しして、6月15日に前期が修了するそうだ。今はまだ、いつものキャンパス風景だが、あと1ヵ月半もすれば、ここも一気に“オリンピック色”に変わるのだろう。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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