2008年5月4日、メーデーに伴うゴールデンウィーク休暇で賑う山東省青島市で、1時間1万8000元(約25万円)もする超高級遊覧船が大人気だ。ことに、今月8日に開催される「国際障害者ヨット大会」を海の上から観戦しようと、チャーターの申し込みが引きも切らないのだという。

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青島市は今夏開催される北京五輪のヨット競技の開催地となっている。まだ対外開放されていない競技施設の「オリンピック・ハーバー」が、8日に開催される大会で使用されるため、その姿をひと目見ようと、多くの人が「海上からの観戦」を希望。高額なチャーター料にもかかわらず、豪華遊覧船は予約でいっぱいになっている。同様に、市内の多くの高級ホテルや旅行会社ではオリンピック・ハーバーを海上から参観するツアーを企画しており、いずれも売れ行き好調だという。

主に企業が商談や接待、レクリエーションのために借りているこれらの豪華遊覧船は、寝室、浴室、応接間、キッチンまで備えた豪華なつくりになっており、市内にはこのような船舶が20艘ほどあるという。

風光明媚な観光地として有名な青島市は、今年の第1四半期で延べ580万人の観光客を迎え、観光業で79億元(約1100億円)の収益を上げており、それぞれ昨年同時期より10％と19％成長している。五輪ブームにあやかって、市では観光業の促進に力を入れている。(翻訳・編集/愛玉)