韓国屈指のビーチで海水浴客70人が離岸流にのまれる、管理側も客もそろっての「深刻な安全不感症」にネットから非難続出

Record China    2017年8月2日(水) 16時0分

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1日、韓国・MBCによると、韓国で最も有名なビーチとも言える釜山の海雲台海水浴場で、離岸流により海水浴客70人余りが沖に流される事故が発生した。写真は釜山・海雲台地区。

2017年8月1日、韓国・MBCによると、韓国で最も有名なビーチとも言える釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)海水浴場で、離岸流により海水浴客70人余りが沖に流される事故が発生した。

7 月31日午後、海雲台海水浴場の2カ所で離岸流が発生し、海水浴をしていた70人余りが沖に流された。幸い人命被害は出なかったものの、その後の調査で、現場の安易な遊泳許可判断が事故を招いたことが分かった。海雲台では同日午前、離岸流予報システムで最高危険水位の「避難段階」が出たため遊泳が禁止されていたが、禁止に対して海水浴客から苦情が相次ぎ、結局遊泳許可が出されていたのだ。事故は禁止解除から30分の間に起きたという。

許可の背景には、書き入れ時を逃すまいとしたパラソル貸し出し業者からの苦情もあったという。ある業者は「少し待てば(離岸流が)弱まる時がある。そんな時は少しでも禁止を緩和してもいいのでは?。お客さんも期待してるから」と話す。

離岸流はしばらく静まっていたとしても急変する場合があり、一度発生すると大きな事故にもつながりかねない。本格的な夏休みシーズンを迎え、消防当局が神経をとがらせているところだった。

なお、海雲台海水浴場では、8月1日も高波や離岸流の発生により遊泳が禁止されている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「消防は悪くない。むしろ海水浴客が自分たちの首を絞めているようなもの」「やっちゃ駄目ということをやってしまうのがヘル朝鮮人」「それでいて事故が起こったら、公務員や国に『補償しろ』と訴えるんでしょ」などと海水浴客を非難するコメントが相次ぎ、次いでパラソル業者に対し「金もうけのためなら人の命は関係ないの?」「『商売にならないと大変』という言葉が『お客さんの期待』に化けてる」などのコメントが集中した。

また、「深刻な安全不感症」「これが韓国の国民レベル」「他国を非難する前に、自分たちからしっかりしよう」と警鐘を鳴らす声も上がった。(翻訳・編集/松村)

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