2008年5月2日、中国科学技術協会は先ごろ、科学技術分野における人的資源の状況をまとめた報告書を発表した。それによると、国内における科学技術関係の人材の総数が世界1位となった。同日付で「北京晨報」が伝えた。

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報告によると、05年末の時点で、中国の科学技術系人材は4246万人。アメリカの4200万人をやや上回るものの、EU（欧州連合）の5400万人には及ばない。しかし、単一国家としてみると、世界最多の総数を誇るのは中国で、実質的に科学技術分野における人材を最も有する国であることが分かった。

また、中国では科学技術人材の海外流出が増え続けており、すでに人材輸出大国になっているという。統計によると、現在、中国の科学技術人材の海外留学者数は90万人を突破、留学先は世界100余りの国・地域と多岐に及んでいる。

科学技術人材の海外移住も年々増加の傾向となっている。03年末の時点で、中国からアメリカに移住した科学技術人材は29万4800万人。そのうち、学士号取得者は10万700人、修士号取得者は11万5500人、博士号取得者は6万2500人と、高い学位を取得しようとする傾向が強いことが明らかとなった。（翻訳・編集/SN）