反日と物議の韓国映画「軍艦島」公開、大き過ぎた期待に反し評判は散々?=「これじゃ日本人は反省どころか鼻で笑うよ」の声も

Record China    2017年7月27日(木) 19時10分

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26日、第2次大戦中に長崎・端島(軍艦島)に徴用された朝鮮半島出身者らの決死の脱出劇を描いた映画「軍艦島」が韓国で公開された。「韓国映画界で今年最大の期待作」とされた作品だが、実際に観賞した一般の韓国の人たちの反応はどんなものだろうか。写真は軍艦島。

2017年7月26日、第2次大戦中に長崎・端島(軍艦島)に徴用された朝鮮半島出身者らの決死の脱出劇を描いた韓国映画「軍艦島」が韓国で公開された。監督は「ベテラン」などのヒット作で知られるリュ・スンワン、そこにファン・ジョンミン、ソ・ジソプ、ソン・ジュンギらスター級のキャストをそろえ、「韓国映画界で今年最大の期待作」(朝鮮日報)とされた作品。その反日的な内容でも注目を集めていたが、実際に観賞した一般の韓国の人たちの反応はどんなものだろうか。韓国のポータルサイトの映画コーナーやネット掲示板を見てみた。

ポータルサイト「ネイバー」映画コーナーのユーザー評価を引用した朝鮮日報は、「公開前日のチケット予約率が70%に達し」ていたほどの期待に反し、低い評価が出たと伝えている。確かに、同コーナーで「公開前」に8.52点(10点満点、3406人参加)に達した評価点が、公開翌日の27日昼には5.47点(同1万6640人)に大きく下がった。このうち実際に観賞した480人だけの採点では7.78点に上がるものの、レビューコメントでは低評価をつけたものが多くの共感を集めている。

例えば「ものすごく期待してたんだけど…いい俳優たちがそれぞればらばらにやってる感じ。それに、無理やりの感動シーンに涙も出ないようなストーリー展開だった」「悪評を書く覚悟で見たけど、悪くはなかった。無理やり泣かせる話だね。考証についてはノーコメント」「映画中にあくびが出てトイレにまで行ったのは初めて。ストーリー展開が本当に残念」など、「お涙頂戴」の度が過ぎるといった感想が目立つ。また、「思ってたほどじゃなかった。期待せずに見ればよかった」「大感動はなかった。前評判の割にがっかり」など期待が大き過ぎたとする声も多い。

未観賞の人たちのレビューコメントはより厳しく、こちらは予告編や前評判などから「見ない理由」を主張する意見に多くの共感が集まっている。うち「ベストコメント」は、「なぜ韓国は実話を基にした映画をこんなふうに作ってしまうのか?映画で日帝の蛮行を広めたいなら、事実に立脚したものを作るべき。お涙頂戴にいいかげんなストーリー、話にまったく関係のないろうそくシーン(島脱出を前に朝鮮人らがろうそくを手に持つ場面)とか、本当にがっかりだ」というもの。

以下、「こんな映画なら作らない方がまし。これじゃ日本人は反省するどころか鼻で笑うよ」「僕も日本は嫌いだが、映画で歴史を学ぶなんて動物みたいなまねはやめてほしい」「日本の歴史歪曲(わいきょく)は駄目だが、韓国はやってもいいってことか?」など、事実に即していない内容に疑問を投げ掛けるコメントが並ぶ。

ここで挙げられた「ろうそくシーン」のほか、軍国主義の象徴とされる旭日旗を切り裂くシーンなどはネット掲示板でも物議を醸しており、「こんなシーンをあえて入れなくても、日本がどれだけ恐ろしい蛮行をしでかしたか知らしめることはできる。作品はあまりに作為的で、予告編だけで拒否感を覚えた」との投稿があった。

一方で、観賞して10点満点をつけた人たちの感想では、「知らなかった歴史的事実を映画で見ることができてよかった。最初から最後まで緊張感を持って面白く見た」といったものや、「ソン・ジュンギがよかった。お疲れさま」など、俳優への応援コメントが目立っている。(編集/吉金

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