氷床模型に関して中国が評価基準となる研究結果

人民網日本語版    2017年7月25日(火) 14時20分

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氷床はたいていの場合その厚さが数千メートルに達するため、研究者はその奥深くの科学データをなかなか入手できず、コンピュータでシミュレートするしかない場合がほとんどだ。

氷床はたいていの場合その厚さが数千メートルに達するため、研究者はその奥深くの科学データをなかなか入手できず、コンピュータでシミュレートするしかない場合がほとんどだ。しかし世界の氷床模型のどれが優れているかについては、業界内で異なる意見がある。中国気象科学研究院の張通博士は3年前、新たな校正作業を行い、各模型の誤差を正確に判断しようとした。この研究成果は先ごろ、最新の国際トップクラスの学術誌に掲載された。これは氷床の模型に、中国の「評価基準」が備わったことを意味する。科技日報が伝えた。

将来的に気候変動により、氷床の大規模な崩壊が生じ、海面上昇など一連の影響が生じる可能性があるため氷床、特に海洋性氷床の動力不安定性の研究が、科学界が注目する世界的な科学の問題になっている。

張氏は、「海洋性氷床の未来の変化は、3Dの氷床動力模型が必要だ。すべての模型のうち、Stokesは原始制御方程式を簡略化しておらず、理論上は最も正確だ」と話した。

張氏は、「海洋性氷床のデータシミュレートには現在、まだ多くの不確定要素があるが、これは一定のデータ方法により信頼できる評価と制御を受けられる。最終的には氷床の海面変化への影響にかかわる正確なデータが得られる」と指摘した。(編集YF)

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