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32人、22人、そして11人、日本に残された時間はわずか―中国メディア

人民網日本語版    2017年7月21日(金) 10時0分

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2012年12月、80後(1980年代生まれ)の郭柯監督は、「慰安婦」をテーマにしたドキュメンタリーを製作した。

2012年12月、80後(1980年代生まれ)の郭柯監督は、「慰安婦」をテーマにしたドキュメンタリーを製作した。当時、中国全土で生存している元慰安婦は32人しかいなかったため、同ドキュメンタリーのタイトルに「三十二」が選ばれた。14年、郭監督は、新しいドキュメンタリーの製作に取り掛かり、タイトルの数字は「二十二」となった。17年1月の時点ではさらに減ってわずか11人になった。新華網が伝えた。

韋紹蘭さん(97)は32人のうちの一人であり、11人のうちの一人でもある。韋さんは1944年、旧日本軍に連行され、馬嶺慰安所に連れていかれて、悪夢はそこから始まった。3カ月後のある日、韋さんは監視していた旧日本兵が居眠りしている隙を見て、慰安所を逃げ出したものの、悪夢が終わることはなかった。

韋さんは妊娠していることに気付いた。お腹にいるのは日本人の子供だ。韋さんは死んでしまいたいと思い、農薬を飲んだものの、近所の人に助けられた。そして、姑から、「死んで何になるの?生きなさい」と言われ、息子を出産し、「羅善学」と名付けた。今では70代になる羅さんは生涯未婚で、「子供のころから異様な目で見られてきた」と話す。

「苦労」について、韋さんは、「私ほど苦労した人はいない」と話す。しかし、将来について聞かれると、羅さんは、「年を取って、世話してくれる人が誰もいなければ、農薬を飲んで自殺する」と話すのに対して、韋さんは、「私はまだまだ生きたい。この世界は活気に満ちており、生きてそれを見たい」と語る。

林愛蘭さんは、現在確認されている中で、アジアで唯一慰安婦になることを強要された抗日女性兵士の生存者だ。14歳だった時、林さんは共産党率いる瓊崖縦隊に入隊し、女性兵士になった。そして、日本の部隊に潜り込んで銃弾を盗んだこともあり、政府から紀念章を2度授与された。林さんにとって、それらの紀念章は命よりも大切という。

41年、林さんは旧日本軍に捕まってしまい、その拠点に連行された。そして、そこで出産する能力を失い、足も折られてしまった。その後は歩けなくなり、毎日椅子に座り、両手で椅子を押さえながらゆっくり動くことしかできなくなった。

林さんも生涯未婚で、70歳になる直前に、養子として女の子を引き取った。林さんは非常に気の強い性格で、目つきも鋭く、部屋にはナイフをたくさん置いているという。包丁や果物ナイフのほかに鎌もあり、「鎌は何に使うのか?」との質問に、林さんは、「夜に泥棒が来たら、それでやっつけるのだ」と答えた。

15年末、林さんはこの世を去った。地元の風習では、息子もしくは男性の親族でなければ墓石を立てることができないため、養子の娘は林さんの墓に土を盛ることしかできなかった。

韋さんと林さんは、「窓」のような存在で、私たちに高齢になった元慰安婦の生活やその背後にある歴史の真相を見せてくれる。「慰安婦」は、一生その心に傷を負うのだ。生存している被害者は、すでに満身創痍の状態だ。慰安婦になったことで出産できなくなり、養子を引き取る被害者もいれば、一人暮らしを強いられる被害者もおり、とても孤独で貧しい日々を送っている。また、決して拭い去ることができない当時の記憶に日々苦しめらている被害者もいる。すでに亡くなったある元慰安婦は生前、寝る前に、必ずナタを枕元に置いていた。

人生を台無しにされ、憎しみを抱いて一生を過ごす。何十年経っても、癒えず、血が流れ続けるような心の傷…。元慰安婦は加害者の「謝罪」の言葉をずっと待っている。本当に胸が痛くなるのは、これほど多くの中国の元慰安婦が訴えを続けているにもかかわらず、日本政府が未だに謝罪を行わない点だ。

日本が実施した「慰安婦制度」が20世紀の人類の歴史において、最も醜く、最もおぞましく、最も闇に包まれた一ページとなっており、世界の女性の歴史においても最も残酷な記録であることに疑いの余地はない。第二次世界大戦中、少なくとも中国の女性20万人が、旧日本軍によって強制的に「慰安婦」にさせられ、非常に残酷な扱いを受けた。その生存者は32人から22人、そして、11人へと減り、時間の流れと共に、その数は減るばかりだ。

にもかかわらず、安倍政権は「慰安婦問題」という軍国主義の罪悪を何とかして否定しようとしている。安倍政権は廃墟で踊っているだけでなく、傷口に塩を塗り、九死に一生を得た元慰安婦を「戦場の売春婦」だったと誹謗中傷している。そして、語り尽すことのできないほどのその非人道的行為を「必要だった」とさえ論じている。

「最後の一人になったとしても、日本が謝罪する日を必ず見たい」。これは多くの元慰安婦の堅い信念だ。現在生存している「生きた証人」は遠くはないうちに全員この世を去ってしまう可能性が高く、日本政府はそのようにして問題を解決しようとしている。しかし、過去の罪悪による傷跡は時間が流れても残り続け、人々の胸を痛め続けている。

日本政府が元慰安婦に直接謝罪するための時間はもうほとんど残されていない。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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