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猛暑の中、陝西師範大学雁塔校区のオフィスビルのある会議室内では、文占申さんや呂九如さんなど10数名の真っ白な髪の年配の教授たちが細身の筆を手に、集中して、しっかりとした楷書で心を込めて入学通知書を1通1通書き上げていた。
猛暑の中、陝西師範大学雁塔校区のオフィスビルのある会議室内では、文占申さんや呂九如さんなど10数名の真っ白な髪の年配の教授たちが細身の筆を手に、集中して、しっかりとした楷書で心を込めて入学通知書を1通1通書き上げていた。今年同大学に入学する新入生約4500人全員が、このような入学通知書を受け取ることになる。このような取り組みは、これまで11年間続いている。西安晩報が伝えた。
ある教師は、「同大学は2007年より、毛筆で新入生の入学通知書を書いている。このような取り組みの背景には、同大学が学生の中国伝統文化教育を重要視しているから。同大学はこれまでに、国内外で著名な書道家を多く輩出してきた」とこの入学通知書について紹介した。
また、同大学の党懐興副校長は、「大学がこのように手書きで入学通知書を書き続けているのは、新入生への一種の入学祝い。教師たちの思いが込められた1枚を胸に、書道を含む中国伝統文化を重んじる生徒であって欲しいと言う想いが込められている」とした。(編集TK)