2017年7月14日、中国外交部の耿爽（グン・シュアン）報道官は、日本で中国籍の姉妹が遺体で発見された事件について記者からの質問に答えた。

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13日、神奈川県の山林で発見されたスーツケースの中から、20代の中国人姉妹の遺体が見つかった。姉妹は陳宝蘭さん（25）と陳宝珍さん（22）。神奈川県警は30代の日本人の男が事件に関与したとみて捜査を進めている。男は姉の宝蘭さんのアルバイト先の飲食店に出入りしており、姉妹の自宅にも訪れていた疑いがあるという。

14日の定例記者会見で、記者からこの件について聞かれた耿報道官は「11日夜、中国駐日大使館は中国行民からの助けを求める連絡を受けた。2人は6日に横浜で行方不明になった。大使館職員は日本の警察関係者などと緊急に面会し、全力で捜査にあたるとともに状況の進展について適時中国側に連絡するよう求めた。現在、日本の警察は発見された2遺体が行方不明の中国公民のものと確認した」と状況を説明。

その上で、「われわれは亡くなった2人に深い哀悼の意を表明し、ご遺族に心からお悔やみ申し上げるとともに、犯人の残虐な行為を強烈に非難する」とし、中国大使館が日本側に、全力を挙げて犯人を逮捕し、遺族に報いてほしいと伝えたことも明かした。耿報道官はまた、大使館が遺族の日本訪問などに際して必要なバックアップを行うとも述べた。（翻訳・編集/北田）