1年で最も暑い「三伏」の日、今年は40日間の「長期型」

人民網日本語版    2017年7月14日(金) 0時10分

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今月12日から、「三伏」と呼ばれる、夏で最も暑い時季に入った。

今月12日から、「三伏」と呼ばれる、夏で最も暑い時季に入った。「三伏」に入って以来、中国では最も広範囲かつ最も強烈な高温天気が続いている。たとえば、トルファンでは49℃という高温が観測され、過去最高記録を更新した。気象部門の予測によると、13日、全国で高温天気に見舞われる地域は、全国21省(自治区・直轄市)の総面積364万平方キロメートルに達する見込み。さらに大変なことに、今年の「三伏」は「長期型」の部類に入り、期間は40日に上り、今後も猛暑の日々が続くとみられる。広州日報が伝えた。

〇13日から17日が「最も暑い」

三伏に入った後の天気は、「時季相応」と言える。気象部門は、今後10日間にわたり、中国中東部地域は今年最も広範囲かつ最も強烈な高温天気に見舞われると予測している。

特に、暑さは13日から17日にピークを迎える。この期間、新疆北部、内モンゴル中西部、西北地区東部、華北、黄河・淮河流域北部などでは、35〜38℃の高温天気が続くと予想され、一部地域では40℃に達する可能性がある。長江・淮河流域、江南の広範囲、華南東部の各地も4〜6日間、蒸し暑い高温天気が続き、うち江南東部では7〜9日続く見通し。

〇台風が暑さを吹き飛ばす可能性

中国中央気象台の首席予報員・孫軍氏は、今回の高温天気について、次の通り説明した。

「今回の高温天気は持続時間が長く、局地的に極めて程度が強いという特徴がみられる。北方の高温天気は、晴れてからっとした暑さとなるが、南方では蒸し暑さが続くだろう」。

「南方の高温天気は亜熱帯高気圧に覆われ、晴れて熱く、雨は少ない日が多くなる。昼間は太陽からの短波放射の影響を受け、地表温度がじわじわ上昇する。同時に、高気圧に覆われた地域では下降気流が盛んに発生し、それによって気温が上昇する。放射熱と下降気流による気温の上昇が同時に発生することで、高温天気となる」。

〇「三伏」に「長期型・短期型」の分類が存在する理由

「三伏」の期間が定まっていないのは、その計算方法によって決まることによる。旧暦で、夏至後の第3の庚(かのえ)の日は初伏、第4の庚の日は中伏、立秋後の最初の庚の日は末伏と呼ばれている。この3つの庚の日は、西暦の決まった日に対応しているわけではない。年によって第1の庚の日が異なることから、三伏の始まりと終わりの日も異なってくる。また、庚の日は10日間に一度巡ってくるため、「三伏」の期間には30日と40日がある。

中国天気網の統計データによると、1999年から2014年まで、40日間の「長期型三伏」は17回あり、全体の約7割を占めた。また、2015年から2020年についてみると、「三伏」は全て、40日間に及ぶ「長期型」タイプとなる。(編集KM)

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