<サッカー>中国でまた暴力、選手が審判をビンタし「永久追放」に=犯罪行為として法的責任追及も

Record China    2017年7月12日(水) 12時0分

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11日、新浪体育など複数の中国メディアによると、先日行われたサッカーのアマチュアリーグの試合で、選手が主審にビンタを見舞うという事件があった。

2017年7月11日、新浪体育など複数の中国メディアによると、先日行われたサッカーのアマチュアリーグの試合で、選手が主審にビンタを見舞うという事件があった。上海市サッカー協会は同選手に対して永久追放という厳しい処分を下している。なお、ビンタを受けた主審は現地警察に被害届を提出した。

騒動が起きたのは9日に行われた上海スーパーリーグ第12節、天福対YLZの試合。YLZの董卿(ドン・チン)がタッチラインを割ったボールをめぐって相手選手を突き飛ばすと、ホイッスルを鳴らして駆け寄ってきた主審に向かってボールを蹴りつけ、さらにイエローカードを提示した主審に右手でビンタを見舞った。主審はこの行為を受け、その場で試合を終了させ、3−0で天福の勝利を宣言した。

この行為に対して、中国メディアは一斉に非難。「驚くべき蛮行」「悪劣な行為」などと断じた。同リーグの紀律委員会は翌10日に同選手に対して、今季の出場資格停止と各賞の受賞資格の剥奪を、YLZに対しては5000元(約8万5000円)の罰金という処分を下したが、ネット上では処分が軽すぎると批判が殺到した。

同リーグは民間企業が登録・運営するもので、公式リーグではないが、事態を重く見た上海市サッカー協会は11日、同選手に対して上海区域内で行われるサッカーの試合に終身出場停止という永久追放の処分を下した。同時に、暴行を受けた主審が犯罪行為として同選手の法的責任を追及することを支持する立場を示した。

ネット上では上海市サッカー協会が下した永久追放という処分を支持するユーザーが圧倒的で、逮捕や拘留を求める声もある。また、「こういう人間は永久追放しても罰にならない。なぜなら心からサッカーが好きなわけじゃないんだから」といったコメントもみられた。中国サッカーをめぐって騒動が相次いでいるが、最もあきれ、怒っているのは心からサッカーを愛している中国のサポーターなのかもしれない。(翻訳・編集/北田

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