中東諸国向け野菜輸出が急増、税関手続きの環境整備に着手―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年5月1日(木) 9時8分

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4月29日、新疆港口から中東諸国への野菜輸出が急増していることが分かった。ウルムチ税関では農産品輸出を促進させるため、通関手続きの簡略化などの環境を整えていくという。写真は同自治区ボルタラ・モンゴル自治州の農家。

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2008年4月29日、新疆ウイグル自治区ウルムチ税関によると、中東諸国で野菜需要が増加しており、このため新疆港口からの野菜輸出を急増させているという。中国新聞社が伝えた。

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ウルムチ税関の統計によると、07年、新疆口港から輸出された野菜は前年比2.2倍の2万1000万t、価格にして同2.9倍の1005万9000ドル。輸出先は新たにアフガニスタン、ウズベキスタン、ロシア連邦、スイスが加わり、8つの国と地域となった。主な輸出野菜は、たまねぎ、にんにく、馬鈴薯、トマト、トウガラシ、キュウリなど約10品目。

同自治区と隣接する中東では、肉食をメインとした飲食習慣から、経済的にも牧畜業が中心で野菜の生産品目は少ない。野菜に対する現地住民の需要に応えることが難しく、このことが同自治区からの野菜輸出が増加した主因の1つとなっているという。

ウルムチ税関の王致雄(ワン・ジーシオン)税関長は農産品輸出の促進に向け、「通関手続きの簡略化、検査効率の向上、通関時間の短縮などを図り税関環境を整え、進んで対外的な協力関係を強化し、市場秩序の規範化、貿易コストのダウンなどを進めていく」と述べた。

ここ数年、新疆ウイグル自治区ではタルバガタイ(塔城)地区やグルジャ(伊寧)市、グチュン(奇台)県などで野菜輸出基地が相次いで建設されている。(翻訳・編集/汪葉月)

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