国家主席が国民党幹部と再会へ、見え隠れする中台の思惑―中国

Record China    2008年4月30日(水) 0時50分

拡大

28日、国民党名誉主席の連戦氏は北京を訪問し、29日に胡錦濤国家主席と「再会」する予定だ。この「友好ムード」に対し台湾の民進党の謝長廷党主席は警戒感を示した。写真は連戦氏。

(1 / 4 枚)

2008年4月28日付けの台海網の報道によると、国民党名誉主席の連戦氏は28日、北京を訪問し、29日に胡錦濤国家主席と会談する予定だ。会談が実現すれば2006年以来の「再会」となる。これに対し、台湾の民進党は警戒感を示した。

その他の写真

今回の北京訪問は2006年に連戦氏が胡主席に送った4つの彫刻のうち、中国政府は「水袖」と題した作品の拡大レプリカを北京五輪公園に展示し、国民党と共産党との交流が中台和平に意義あるものとアピールすることを受けて。五輪公園は国家体育場(通称「鳥の巣」)と国家水泳センター(通称「ウォーター・キューブ」)の中間にある。

しかし、連戦氏に同行するのは台湾の大企業の幹部。また、馬英九次期総統下の政務委員に内定している、蔡勲雄(ツァイ・シュンシオン)氏もこれに同行。中台関係の新たな窓口にとしての蔡氏に注目が集まる。

27日に台中市内で行われた民進党主催の音楽会席上で謝長廷(シエ・チャンティン)民進党主席は国民党の「対中友好ムード」に憂慮を示し、「国民党が台湾を追い込むことがないようしっかりと見張らなければならない」と呼びかけた。(翻訳・編集/小坂)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携