G20ハンブルク・サミットに注目

人民網日本語版    2017年7月6日(木) 18時30分

拡大

G20サミットが近くハンブルクで開催される。世界の視線は、ハンブルク・サミットがどう杭州サミットの成果を実行に移し、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある包摂的成長に新たな貢献をするかに、ことのほか注目している。

G20サミットが近くハンブルクで開催される。昨年の杭州サミットはイノベーション、構造改革、発展、貿易・投資など各分野でパイオニア的、先導的成果を収めた。世界の視線は、ハンブルク・サミットがどう杭州サミットの成果を実行に移し、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある包摂的成長に新たな貢献をするかに、ことのほか注目している。人民日報が伝えた。(文:張軍・外交部<外務省>国際経済局長)

現在世界経済の成長の勢いはさらに強固になり、先進国と新興国の経済は全体的に好転している。われわれは世界金融危機後、最良の世界経済情勢を迎えたと言える。だが、依然として世界経済の成長の芽は脆く、反グローバル化思想や保護貿易主義など不確定要因が際立っている。G20も確かに厳しい試練に直面している。各構成国の政策の溝は激化し、調整は難しさを増している。構成国の約束履行の進展は一様ではなく、信用性が試されている。G20は自らの制度を整える必要があり、将来の発展方向を明確にすることが待たれる。

現在もなおG20は主要エコノミーによる世界経済ガバナンス協力実施の最良のプラットフォームだ。G20は最初の志を忘れず、パートナー精神を発揚し、連携して試練に対処し、世界経済を安定的成長の軌道に乗せるべきだ。

経済グローバル化は歴史の発展の産物であり、経済成長、社会進歩、人々の往来を力強く促進した。われわれは経済グローバル化による便宜と利益を享受しておきながら、眼前の困難と試練を経済グローバル化全否定の口実にするべきではない。貿易・投資が低迷し、反グローバル化ムードが蔓延する中、G20は引き続き開放型世界経済の構築を提唱し、保護主義に反対し、貿易と投資の円滑化を促進し、経済成長のエンジンとしての貿易・投資の役割を十分に発揮するべきだ。

G20は引き続き革新型成長、長期有効なガバナンスの発展の道を先導するべきだ。現在の世界経済成長の勢いは容易に得られたものではない。各国はイノベーションを通じて潜在的成長力を掘り起こし、新産業革命とデジタル経済の深い進展を推し進め、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある包摂的成長を後押しするべきだ。

先進国と新興国が世界経済の問題を対等に議論する制度であるG20の発展は、世界経済にとって重大な意義を持つ。第1回サミット以来、G20は世界経済に知恵と力を捧げ続けてきた。「ハンブルクの時」はすでに来た。世界に何を示すのか、われわれは見守っている。(編集NA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携